歴史的な建築物を追って歩きはじめた、弘前散歩は、次第に迷宮に、はまり始めます。

歴史的に価値があるわけではない、興味深いものが現れ、終わりがなくなり、散歩は

果てしなく続きます。

 

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«最勝院»

禅林街の長進寺と並ぶ、弘前を代表する寺院で、真言宗の智山派、山号は金剛山。境内には重要文化財に指定では日本最北に位置する五重塔(1667年建立)があります。

  

 

«富田の清水(しつこ)»

清水と書いて(しつこ)と読みます。(しずく)の転用ではないでしょうか。紙漉町にある湧水です。古くから地元民に親しまれ、現在は生活用水として利用されています。1985年、日本の名水百選にも選ばれています。

  

 

湧水は地元民により定期的に管理・清掃され、6層に分かれた水槽は、飲料用、洗顔用、食品洗い、紙漉用などに分類使用されています。

 

蔵を再利用した『甘味処おはし』(写真下「・左)、JR弘前駅の脇にある現役の吉井酒造(写真下・右)。

 

 

«弘前ハイツ»は現役のマンションで、一階はBAR、アコーディオンのようなシェイプが独創的な建物です。

  

 

弘前の町中には、立派なJR駅舎よりも町の中心の好立地に、開業90周年の弘南鉄道の【中央弘前駅】があります。街中にもかかわらず、一日の利用客数が500程度の淋しい駅舎は、平川沿いのプラットホーム共々、郷愁に満ちています。

 

 

 

川に沿って滑らかにカーブを描く、プラットホーム、丁度、電車が到着しました。

  

 

駅周辺は、所謂、古い町並みのダウンタウン地区で、呑み屋が集まっています。

 

 

下の写真左は、映画館の旧・オリオン座、現在はライブハウスとして活用されています。

   

 

«山の手センター»

繁華街にあるレトロな飲食店街です。ビルの一階に、曲がるくねってスナックが並びます。以前は、ラーメン屋などもあった様ですが、現在(2017年8月)はスナック数件のみが営業されておりました。

 

 

昔の新宿ゴールデン街のように、妖艶なアングラ感。土曜の昼過ぎ、既に、盛り上がっているお店もアリました。場所は、教団・弘前教会の真ん前というのも、偶然ではない気がしてなりません。

 

 

長い歴史をもつみちのくの小京都・弘前、思った以上に、趣深い町でした。

 

 

さて、次は弘前のグルメをサクッと紹介、そして、新幹線で北海道・道南に上陸いたします。