パルスの点滴中のこと。
 
無性にあることをしたかった。
 
1日目のことだったと思う。
 
たばこを吸いたかった。
 
部屋では吸えなかった。当然のことだが、院内は禁煙なのだ。
 
現在は敷地内禁煙となっているが、当時は喫煙所が設けてあったと思う。
 
そこへ行きたかった。
 
1回目のパルスが終わったと同時に出かけようとしたら、看護師に止められた。
 
ここからは、当時の1問1答ね。
 
「どこへ行くの?」
 
「たばこを吸いに行ってきます。」
 
「禁煙しなさい。」
 
「そうだよ。」近くにいた看護師全員に言われた。
 
喫煙所へ行かせてくれなかった。
 
なぜだか、僕の部屋はナースステーションの真ん前だったため、多勢に無勢だった。
 
そして、パルス中は歩行禁止にされていて、移動は車いすだった。
 
思えば、僕はそうとうな重症患者と位置づけされていたようだった。
 
ここは病院だし、うまくいけば禁煙できるかもしれないぞと思ったので、
 
考え直して、素直に従うことにした。
 
「わかりました、禁煙します^^。」
 
と持っていたたばこをゴミ箱へすべて捨てた。
 
そして、禁煙の始まりだった。
 
不思議なことに、それまでの禁煙は3日ほどで吸いたくて仕方がなくなったものだったが、
 
まったく吸いたくならなかった。
 
このときは、1か月入院したのだが、禁煙は続いた。
 
こう書くと、今は禁煙していないように思えるかもしれないけど、
 
この時からずっと吸っていない、7年以上続いている。
 
あのとき、喫煙を止めてもらえて感謝している。
 
なんといっても20年以上吸っていたのに止められたのだから^^v。