迷えば原点 -39ページ目

迷えば原点

医療法人翠章会 すまいる歯科 理事長・山村洋志明が書き綴ったブログです。

組織を率いる代表者として、いつも考えることがあります。
どのようにして、みんなを導けば良いのかと。

まだまだ未熟であり、不完全な人間である自分が、他人様を導くとは、なかなかに難しい問題です。


言葉を尽くす。
行動で見せる。
文字で伝える。

やり方は、様々ありますね。


ただ、世の中には立場・局面というものがあり、一方で正しいことが、もう一方で悪であることもある。

すなわち
「正しいかどうか?」という命題は、立場によって、人によって、変わってしまうということなんです。
だとしたら、この世の中に戦争なんておこりません。

教育論の難しいところですが、<正論・論理を叩き込む教育>というものは、物事を一方からしか見ない、柔軟性を欠く人間を作り出してしまう気がするんですよね。
なぜなら、判断の決めては、「正しさ」であり、「ロジック」だからです。


僕は、そういった教育スタイルがあまり好きではないので、うちの医院ではつねにスタッフにこういっています。


判断に迷ったときには、
「かっこいいのかどうか!」
という基準も考えてみなさい。

と。


この場合の「かっこいい」は、もちろん容姿のことではなく、「生き方」の話。

たとえばスタッフが正論をふりかざしたとして、それが本当に正しくて、間違いの無いことだとしても
「でもそれって、お前間違ってないけど、あんまりかっこ良くないよね」の言葉の方が説得力がある場合も多い。


まぁ、僕の経験上、たとえ正しかったとしても、かっこ悪かったら、そのあと妙な、すかっとしない気持ちがするものです。
そんな気持ちになるくらいなら、たとえ正しくたって、やっちゃいけないんです。



すがすがしく、胸を張って生きること!


僕は、ロジックをスタッフに叩き込むよりも、「ハート」を伝えたい!
「粋」に生きることのかっこよさを伝えたい!


その方が、毎日、きっと楽しい♪