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迷えば原点

医療法人翠章会 すまいる歯科 理事長・山村洋志明が書き綴ったブログです。


叶えたい夢がある。叶えなきゃいけない夢がある。」


これは、高松香奈子さん(17)の
心震わせる、メッセージです。心の叫びです。

彼女の叶えなきゃいけない夢は
甲子園で試合にでること




みなさん、こんばんは!
岡崎市・豊田市の歯医者 すまいる歯科の山村でございます。






いきなりなんですが、今日の僕はとっても怒ってるんです(笑)


悲しいし、切ないし・・・

でも、僕は伝えなければならないんです。この物語を。




2008年3月22日・・・

私・山村が渾身の思いでお届けする熱血ブログ!
最高に良い話です。
どうぞ、最後まで、ごゆっくりお楽しみください。







先ほど紹介した、高松香奈子さんとは、もうすぐ始まる春のセンバツ高校野球大会に山口県代表として選ばれている華陵高校の3年生
です。



名前からもおわかりのように、高松さんは女性です。



しかも、驚くことに彼女はマネージャーさんではなく、正式な野球部員なのです。




同じ男の子の野球部員と同じ厳しい練習メニューをうけて、今日まできた。
練習試合にもでたことがある。
甲子園出場の夢を、みんなで描き、みんなで努力してきたのだ。






たとえ、公式試合に出場することが出来なくても・・・





忘れてはいけない大前提がある・・・





それは、高校野球は「男子」でなければ、公式戦にはでてはいけない・・・






ルールはルール





確かに、女性が男性と一緒に野球をすることは、危険であるということに僕も異論はない。


もし、140キロのボールが女性の頭部を直撃したら・・・


クロスプレーで激しくぶつかり合えば、重症を負ってしまうかもしれない・・・




また、別の言い方をすれば、文化・歴史という問題もある。


確かに、ドラマではやっていたが、シンクロナイズドスイミングを男はやれないし、新体操もしかりだ。微妙な問題もある。




「ルールはルール」




これは仕方が無いのかもしれない。


高松さんもそのことは、十分に理解しているはずだ。




大事な青春を、公式戦にでられないスポーツに3年間汗を流してきた。

その想いたるや、相当なものではないだろうか?


でも彼女の夢は、「女性部員が公式戦に出場できるようになること」だった。

彼女が野球にのめりこんだのは、小学校2年生のときだったそうだ。

そのときからの叶えたい夢だったのである。




しかし、現実は甘くなかった



現時点での女性部員の公式戦の出場は認められてはおらず、彼女もそのことは時期尚早だと覚悟はしていた。


でも、あくまでも公式戦出場の話である。


ならば、せめて、試合には出られなくても、甲子園の公式練習は3年間汗を流したみんなと共に練習に参加したい。
そう思っていた。





しかし、残酷な知らせが、公式練習の前日にはいってきた・・・




3月18日。

春のセンバツ高校野球大会の華稜高校の甲子園での公式練習の前日だった。


高校野球連盟から、通達がきた・・・




高松さんがユニフォーム姿ならば、甲子園のグランドには入ってきてはいけない」と・・・




あまりにも残酷な通告。


甲子園大会の公式戦には出られないことは百も承知だった。

でも、まさか、練習でさえ参加してはいけないとは・・・


監督がそのことを高松さんに伝えた後、彼女はずっと泣いていたそうだ。

夜も、そして、朝になっても泣いていたそうだ。





「夢にまで見た甲子園」

「男子部員と厳しい練習を共に過ごし、共につかんだ甲子園の切符」




試合に出れないのは、仕方が無い。

でも、何故?何故?グラウンドに立つことすら許されないのか?



・・・・・・・・・・・・・・・・・・


僕は、7歳から野球を始めた・・・


それから、約30年。

野球一筋の人生だ。

今でも、日曜日には草野球だがリーグ戦を戦っている。


全盛期の頃と比べると、体力も技術も衰えている。


でも、楽しい。


野球をするのも、観るのも楽しい。





一番大切なのは、「野球を心から愛しているかどうか?」ということだ。



なぜ、「野球」というスポーツが日本の国技となっているのか?




それは、そこに「夢」があるからに違いない。


僕は小さい頃、「ジャイアンツ江川 対 タイガース掛布」の対決に、毎回、心をときめかせていた。



その対決に自分を重ねて、夢を重ねていた。


右打ちだったけど、どうしても「掛布」になりたくて、左打ちに変えたくらいだ。



野球には、そういう夢やロマンがたくさんつまっている。



ひょっとしたら、高松さんもそんな「野球のロマン」に心を奪われてしまったのかもしれない。




だからこそ、僕は言いたい!




高校野球連盟の偉い人のみなさん。




そこまでして守りたいものはなんなんですか?」




ルールはわかる。


それはわかる。



試合には出れない。


そこまではいい。




でも、なぜ、練習でさえも、甲子園の土に女性が足を踏み入れてはいけないんですか?


開会式の入場行進で、地元の女子高生はプラカードを持って、グラウンドに入っているじゃないですか。




なぜ、ユニフォーム姿になったら、グラウンドに入ったらだめなんですか?




もう一回言います。


そうまでして、守りたいものはいったいなんなんですか?」




彼女が3月18日の夜に流した涙が、どれほど壮絶な17歳の少女の心の叫びだったのか、あなたたちには理解できますか?




冒頭に書いた、彼女のメッセージ・・・





叶えたい夢がある。叶えなきゃいけない夢がある。」




この一文は僕の心を深く深く打ち抜いた・・・



高松さん。

いつの日か、必ず、その夢は叶うと僕は信じています。




人は、夢や希望をもって生きています。


でも、多くの人が、そのような夢も

「叶ったらいいなぁ」

ぐらいにしか思っていません。



でも、あなたは違う。


あなたはそれを

「叶えなきゃいけない夢」と表現した。


まさに壮絶な使命感としかいいようがない。

女性が野球をすることができるようになるために・・・


17歳なんです。彼女はまだ。


高校野球連盟の偉い人達。


彼女の叫びが聞こえませんか?



彼女は、ただ、ただ、「野球を愛している」だけなんです。


聞こえますか?あなたたちに・・・その声が。




追伸:
3月19日。
華稜高校の甲子園練習において、ひとつの感動的なエピソードが生まれました。


ユニフォーム姿の高松さんは、グラウンドに入らないようにと重ねて忠告されたあと、ベンチでタイムキーパーをやっていました。



そうしたら、遠くの方から、華稜高校の野球部員の一人が、ベンチの方に向かって、ひとつのボールを転がしたそうです。



おーい!!誰かそのボールを取ってくれ!!」



ベンチには高松さんがいました。




本能的に高松さんはベンチをでて、グラウンドに飛び出し、そのボールを拾い、そして、その部員の選手に向かってボールを投げ返したそうです。




甲子園の土は、サクッとしていて、気持ちよかったです




彼女がその時に残したコメントだ・・・


彼女は一瞬でも、甲子園の土をユニフォーム姿で踏めたのだ!






華稜高校の男子部員の諸君。





「お前ら最高だぁぁぁあぁぁぁあああ!!」(号泣)







高松さんはもちろん、センバツの本大会でベンチ入りのメンバーにはいってはいないので、試合になれば、アルプススタンドでの応援になりますが、

彼女は、笑顔で球場を後にしたそうです。


「華稜高校は全員野球がもっとうです。試合はアルプスでしっかり応援します!」




春の足音が、聞こえてきたここ最近。



こんな素敵な感動ストーリーが風にのって西から届きました。




叶えたい夢がある。叶えなきゃいけない夢がある



高松香奈子さん。


最高の言葉と勇気と真のチームワークをありがとう!!



いつの日か・・・

必ず・・・