「おかあさんは、ひとつの正解を求めたがる。」

…と、娘に言われる^^;

そう言われると、

なんかいやな感じがして、

「いやいや、そんなことないよ。」と、

否定したくなる^^;

けれど、

自分の癖をググってみると、

思うのです。

わたしは…

わからないこと、

スッキリしないこと、

納得がいかないことがあると、

自分がスッキリするまで、

自分の頭で理解できる程度まで、

調べまくります。

そうしないわけにはいかないのです。

そうして、

自分の腹にストンと落ちると、

胸や喉、心臓につっかえていたものが、

本当に腹の下に落ちて無くなる感じがする。

頭にかかっていた靄が、

一気に晴れる感じ。

この感じ、この一瞬の感覚になると

やっと落ち着ける、安心できる感じがする。

そういえば、

こういうことを繰り返しているなーと思ったから、

娘がわたしを見てそう思うのも、まあ納得。

じゃあ‥

『どうしてわたしは、

わからないことがスッキリわかる感覚を求めるのだろう？

ただ、好きだからでは、

納得がいかないなあ。』

…と、

？が出てきて、

モヤモヤが湧いてきます。

わからないままでいることが

わたしにとっては居心地が良くない状態のようです。

だから、

わからない→わかる

…に変化させたい。

そうしないわけにはいかない。

ではどうして、

わからない状態が居心地が良くないと感じるのか？

「わからない」

…ということに

わたしはどういう意味、思い込みを入れているのか？

いつ・どこにそのきっかけがあったのか？

ちょっと自分の過去を探ってみると…

小学生の頃の記憶に行きあたりました。

厳しく怖い先生が見える。

授業中、先生に当てられて、

「わかりません。」

…と下を向いて答えた子どもが

叱られている風景。

先生の表情は険しく、

ため息まじり。

張り詰めた教室の空気感を感じる。

わたしはカラダを硬くして、

息を潜めている。

机の下で、拳を握りしめている。

…と、こんな記憶が出てきました。

わたしはこの時から、

『「わかりません」と言うと先生に怒られる』

…と思うようになったのかもしれない。

こういうことが一度だけではなく何度もあったから、

その度にその思い込みは強化されていった。

記憶は曖昧で変化する。

だから、

「わからない」が先生に怒られるにとどまらず、

「わからない」は、みんな（先生）に（怒られて）嫌われる。

「わからない」は、まわり（教室）の空気を張り詰めさせる。

「わからない」は、自分を孤独にする。

（先生に怒られた子どもが自分に置き換わる）

こうやって、

わたしの「わからない」への居心地の良くなさは

作られていったのかなあ…と、思ってみる。

そういえば、

「わからない」ことが出てくると

カラダがあの時のように硬くなる感じがする。

喉と胸に何かがつっかえた感じ。

頭にモヤがかかった感じ。

どこへも行けない、

何も発することができない、

停滞した、息を潜めていたあの教室にいる感じ。

「ああ、そうだったのかあ〜」…って、

怒られないように、

周りの空気を乱さないように、

孤独にならないように、

わたしは、正解を求める行動をして、

自分の居心地を良くしたかったのかなあ、と、

自分の行動の理由に気づくのです。

気づくと、

解かれる。

だいぶ前に子どもの参観日に行った時のことも同時に

思い浮かんできました。

何人かの子どもが手を挙げて

先生に当てられ、

椅子から立ち上がって、

堂々と、

「わかりませんっ！」

…と言っている風景を見ました。

わたしにとって「わからない」は、

怒られるもの、

嫌われるもの、

孤独になるもの、

だったのに、

それを堂々としている子どもが何人もいる（苦笑）

そして、

その子どもたちは先生に怒られないし、

誰にも嫌われていない（笑）

あれは目から鱗だったなあ〜…と思い返し、

わからなくても、

わかっても、

わたしは、わたしのままでいいんだ。

…と、安心しました＾＾

わたしは知らないうちに

自分で自分に手錠をしていた。

「（何だかわからないけれど）わからないままにしたらダメ」

…という自分を制限する手錠。

子どもとの経験を通して、

自分の過去を見る機会をもらい、

手錠の存在に気づき、自由を手にする。

わからないままでもいいし、

わかろうとしてもいい、という選択肢のある自由。

不思議と、

選択肢を手にしてから、

以前よりも学びの意欲が増しています＾＾

やらされている感覚ではなく、

自分の中から湧き上がってくる感じ♪

でもまだ時々、

あの息を潜めてカラダを硬くする感覚が戻ってくることもある。

そんな時は、

戻ってきていることに気づいてあげます。

よくがんばってきてくれて、

わたしを守ってきてくれて、

ありがとう。

…と、わたしによしよしするのです＾＾

娘のひとことから、

わたしの手錠を解き放っていく物語になりました( ´ ▽ ` )

〜みんなちがって、みんないい♪〜

ひとつの正解を求める癖