訪問介護ヘルパーの仕事をしています
パーキンソン病のマツコさんのグループホームに新しいメンバー『ミーキちゃん』が入居しました
マツコさんと20年間一緒に暮らしてきた”シモさん”が、他のグループホームに移った為です
シモさんが移って3日経ちますが
マツコさんはシモさん居なくなったことを未だ受け入れられていない様子
…にしても、ミーキちゃんに対する態度がまるで園児![]()
食事中、ミーキちゃんを指差して
「あんた、なんでここにおるん?ここはシモさんの席だよ」![]()
発語障害なので実際は、「あんあんあんあんわんわんわんわん」と言っているのですが、
内容はこんな感じ
嚥下の力も弱いので普段は食事にとても時間がかかるのですが、今日は怒りながら山羊の口のようにムシャムシャ食べている![]()
見たこともないすごい形相でムシャムシャ・わんわんを交互にやっている
こんなに怒っているのは珍しいので考えてみました
20年一緒にいた家族のような人が突然居なくなったとしたら…
シモさんは、食事もお風呂もトイレもいつもマツコさんを優先させてくれていました
マツコさんより10歳以上若いけれど、マツコさんのわがままをちゃんと叱ってくれていました
マツコさんが歩けていた時からずっと近くにいた存在
怒っているマツコさんに、
「マツコさん、寂しいんだよね」って言ったら
眼がウルウル…(´;ω;`)ウゥゥ
今度はウルウル・わんわんを同時にやっている
園児のようなマツコさん
思わずもらい泣きをしそうでした![]()
翌日、先輩ヘルパーの方にその話をしたら、
「大丈夫ですよ、マツコさんとシモさんは同じデイサービス!毎日会っているんですから」
「へ?」
唖然呆然口ポッカンでした![]()
あの涙は…
やっぱり園児のようなかわいい人![]()