訪問介護ヘルパーの仕事をしています
『イマジナリーフレンド』…
精神医学用語で『空想の友達』
先日私は、イマジナリーフレンド=空想の友達と話しているメンバーさんを間近で見るという初体験をしました
パーキンソン病マツコさんの新しい同居人となったミーキちゃんです
ミーキちゃんは脳の病気で器質性精神障害(情緒不安定)を持っています
どこを見ているのか、空想の友達に向かって長い間会話をした後、オモチャのマイクを持って♬崖の上のポニョ♬と♬いきものがかりメドレー♬を熱唱し感想を述べています
『イマジナリーフレンド』…
”幼児期の成長過程では誰にでも起こりうる現象で、誰かと気持ちを共有したいときなどに、空想の友達を創り、話すことがありますが、たいていの人は大人になる途中でイマジナリーフレンドのことを忘れていきます。周りの人たちとしっかり人間関係を形成できるようになると、自分だけの世界で守ってくれていた空想の友達は必要なくなるからです。
けれども、大人になってもイマジナリーフレンドを持ち続ける人もいて、寂しさやストレスを感じていたり空想するのが好きだったりすると、自分を守り癒す手段としてイマジナリーフレンドが現れることがあります”
『イマジナリーフレンド』…
本人以外は見えないようですが、人によっては、モノに投影して話しかけることもあるようです
”自分を認めてくれる存在が欲しい、自分に自信がない場合には自分と真逆の性格を創ることで自分のコンプレックスを克服しようとする”
ミーキちゃんのことを理解しようしていたつもりが、自分のことを言われているようです
私は、ぬいぐるみに話しかけることがありますので…
そう言えば、社会学者の古市憲寿さんが寝る前にイマジナリーフレンドと話しているという話題もありました
数年前、2次元の仮想アイドル”初音ミクさんと結婚した男性”というニュースもありました
ワンちゃん猫ちゃんに話しかける人も多いです
それぞれ、安心を求める手段なのかもしれません
知的.精神障害を持つメンバーさんと関わりながら、時々自分を振り返る事も多くなり、どこまでが障害で健常なのか分からなくなる事があります
自立して生活出来るかどうかの違いなのでしょうか
ヘルパーは自立支援を手助けしながら、安心出来る環境を作ってあげるのが仕事
仕事でお給料頂きながら、勉強させて貰っている
..なんて、良いことを言ってしまいました![]()
