その899-3☆ 『友罪』の感想。 | 想いのカケラ

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薬丸岳さんの『友罪』文庫版を読みました。
出来るだけネタバレしない様に、感想を述べたいと思います。


少年犯罪のその後が描かれていまして。
“その過去”を知っても友達でいれますか?
という事が問われています。
まず、この作品に興味を持ったきっかけが、生田斗真君と瑛太君で、実写化される事が決まったからでした。
なので、読んでいて、益田純一が生田斗真君、鈴木が瑛太君に変換された映像を思い浮かべながらでした。
この作品の中で扱われている、連続児童殺傷事件に既視感を覚えたんです、神戸連続殺傷事件との類似性に。
が、神戸連続殺傷事件の元少年が手記を発表する前に、『友罪』は発表されている、と解説にあり、著者の薬丸岳さんは、どうやら、少年犯罪を扱う作品を著されているみたいです。
もし、自分の友人が重大犯罪を犯していたら、友人を続けらるか?
罪を憎んで、人を憎まず。
とは、よく聞き、言う話ですが。
未成年が罪を犯してしまった場合、日本の法律では、成人に比べると、刑が軽くなる場合が多く、更正し、社会に復帰させる様なシステムですよね。
もしかしたら、自分の知らないうちに、元未成年犯罪者が近所に住んでいるかもしれないのに、その元未成年犯罪者は新しい名前や出身地を与えられている。
本当に更正していれば良いのですが、それは、分からない話ですよね。
普通に挨拶を交わしている相手が、もしかしたら、犯罪者だったら、それを知った後、今までと同じ様に接する事が出来るか……。
そんな事を考えながら、読みました。
簡単に答えを出せない、感想を述べられない、そんな小説でした。
薬丸岳さんの他の小説も読んでみたいと思いました。