対談49『この御時世に、大志を抱けとまでは言わないが』
鬱の宮高校の悲劇 番外編
対談49 『この御時世に、大志を抱けとまでは言わないが』
緑子: 3・11以降、誰も正面切って理想を説かなくなったな。
七雲: そりゃぁーあれだけ
「それは理想だ」
「正論を言うな」
「これが現実だ」
「やむをえない」
「しかたがない」
と連呼され続ければ、誰だってそうなるでしょう。
緑子: まあな。
だいたい年寄りはいつの時代も、
伝統的に罪を認めたがらんもんなのじゃよ。
なぜって、奴らにはもう「次の試合」が残されておらんからの。
半生賭けて追従してきたゲームが負けと言われて、
ハイそうですかと引き下がる余力と時間がもう無いのじゃ。
七雲: 「原子力は次世代へと繋ぐ夢のエネルギー」
昭和30年代の理想から卒業し切れてない感じですね。
緑子: 年寄りが自分のイエスマン人生を美化したがるのは勝手だ。
だが子供や若者までもが、
老人の幻想に律儀に付き合う必要は無い。
七雲: ここの管理人も充分年寄りですが(笑)
今の負けゲームに殉ずる気 はあんまり無いみたいですよ。
緑子: 原発なんて無くたって、実際はほとんど誰も困らんよ。
今もたった2基しか動いてないが、破綻も滅亡もしておらん。
「困ると主張したほうが世俗的にトクだ」 と勘違いしてるだけじゃ。
放射性廃棄物を出し続けてまで、稼動しなきゃならんシロモノとは到底思えん。
