対談13『真の賛成派は反対派をむやみに攻撃したりしない』
鬱ノ宮高校 番外編Q&A
対談13 『真の賛成派は反対派をむやみに攻撃したりしない』
七雲: 雨の中のマラソンに例えると、前回の
「俺も原発には反対だが、お前の反対意見はダメだ」
という一見矛盾に満ちたフレーズも、俄然わかりやすくなります。
翼: …つまりよぉ。
「雨中マラソンは誰しも嫌だが、全員が我慢して走り続けるべきだ」
そう言ってるんだろ?
七雲: はい、その通りです。
それはその通りなんですが、でもそりゃぁ…決裂もしますよねぇ?
「原発には反対で、実際に反対も声に出す」 立場と、
「原発には反対だが、反対は言うべきではない」 立場は、
似たような立脚点に見えて、
実は180度違うものみたいです。
だって前者は反対票、
後者はアレコレ言ってますが装飾を全部取り除けば、
要は賛成票なんですから。
…ですよね? 右田クン。
翼: あ? ああ。 まぁそだな。
正確に言えば、
「原発に賛成だろーが反対だろーが、
とにかく全体に従え」
ってコトだな。
七雲: ところで、賛成反対の割合分析を、
雨中マラソンにも流用してみましょう。
「雨中マラソンは健康に良い理想的なスポーツだ」
と思ってる真の賛成派はたぶん1割以下。
緑子: あはは、そりゃぁ少ないじゃろうの。
七雲: もっと少ないのかもしれませんが、
面倒なので便宜上1割以下とさせていただきます。
そして「雨中マラソンは健康に良くないから
今すぐやめよう」
と声をあげる層も、やっぱり1割以下。
残り8割以上が
「先生が中止と言うまで走り続ける」派、
となります。
緑子: 原発に対する反応にそっくりじゃな。
七雲: まあ、あくまで一方的な推論ですけどね。
緑子: もし反対論者がいるなら、自分のサイトで思うさま持説を展開してくれ。
翼: おい。 さっきから言ってる反対派を攻撃する集団ってのは、
そのグラフのどこに入るんだ。
七雲: どこだと思います?
翼: あ?
そらぁ そのガチガチ賛成の奴らだろ?
七雲: ブブー。
前回も全く同じような問答をしましたよね?
その時も言いましたよ。
「私は原発は安全だし必要だと思う」
そう竹を割ったように明言するクレーマーは、
ただのひとりもいませんでした…って。
翼: ん? …ああ?
七雲: だからぁ。
そういう人にひとりも会ったことがないので、
ここから先は想像になるんですがぁ、
真の賛成派は反対派をむやみに攻撃したりしない…
という事ではないのでしょうか?
…なぜなら!
雨中マラソンは素晴らしい☆
と心の底から信じている人にとって、
マラソンから離脱したがるのは哀れみの対象でありこそすれ、
憎むべき存在というほどのことではないと思われるからです。
緑子: ほほう。
つまり本人が原発を本当に安全で必要だと信じていたら、
例えば被災地から避難するような人に 腹を立てて攻撃したりはしない、
そう言いたいのじゃな?
翼: いやいや。 そりゃ腹立たしいだろ。 それが悪いのか。
緑子: 勝手にひがんでないで、嫌なら貴様も原発反対と言えばよかろう。
翼: それができねぇのが日本人なんだよ。
緑子: 他人や自分を勝手に枠にハメるな!
その硬直化した思考が諸悪の根源なんじゃ!
翼: ちょっと待て。
…だいたいよぉ。
たまには雨の中マラソンしたっていいんじゃねぇのかぁ?
風邪引かないように教師だってちゃんと監視してるだろうし、
苦しい非日常の状態をたまに経験するからこそ、
心身ともに向上させられるってもんだろうが。
緑子: 学校行事に限ったことなら、
あるいは貴様の言い分も正しいのかもしれん。
だがな、事は全地球規模の災厄じゃ。
正解がどこにあるか誰もわからない未曽有の事態。
そんな時でも貴様はただ盲従するだけなのか?
現実社会では絶対に間違わない教師、という存在はあり得ないのじゃぞ?
七雲: は~いストップ!
続きはまた次回!
翼: …なんかよぉ~。
原発とマラソンが入り混じってわかりにくくねぇか?
これじゃなんのハナシしてんのかわかんねーぞ?
七雲: …かもしれません。 今後の参考にさせていただきます。
翼: 気をつけてくれよな。
緑子: いばんな。



