対談12『反抗する態度そのものが気に入らない』
鬱ノ宮高校 番外編Q&A
対談12 『反抗する態度そのものが気に入らない』
七雲: 雷同派がなぜダメなのか、3つの理由のうちの2つ目です。
翼: おいコラ。ついさっき3つじゃなくて2つって言ってたろ。
七雲: 事情により増えました。 テヘ☆
翼: テヘじゃねーよ。
まったく、脱原ヒステリーは言い分ばかりズンズン増えやがる。
緑子: フフン。
主張がズンズン後退する一方の、原発玉砕屋どもが何を言っておるか。
七雲: ハ~イ、ストップ。
良い子のみんな、続き、行きますよ~。
付和雷同派がダメな2つ目の理由、
それは彼らが内容を吟味せずに
反対派を敵視することです。
つまり、反対意見の中身に納得できないのではなく、
「反抗する態度そのもの」が
気に入らないらしいことです。
翼: それのどこがいけねーんだよ?
緑子: いけないに決まっとるじゃろが!
翼: …つぅかさぁ。
理由の1個目とカブってねーか?
七雲: いいんですよ。 言いたいんですから。
翼: 言いたいんだ(笑) いいんか、そんなんで。
緑子: いいんじゃよ。 個人の勝手なブログなんじゃから。
違う意見が言いたけりゃ、自分のブログで言えばいいんじゃ。
翼: ん。 …そうだけどよぉ。
緑子: 詳しい説明を。
七雲: はい。
このブログの管理人は今までいろんなところで
何人もから非難中傷されてきました。
また、他の脱原発派が非難されてる現場も何度も見てきました。
すると、クレーマーには共通項があるのに気がついたのです。
…なんだと思います?
翼: んん? …よくわかんねーけど。
んん~。 …要するにぃ。
…ゴリゴリの原発推進ヤローに
カラマレたんだろ?
緑子: むう。…そうじゃな。
相手がどんな人物だったか?という質問なら、
確固たる科学的知識を背景にした信念ある知識階級、ってところか?
七雲: ブブー。全然違います。
「私は原発は安全だし必要だと思う」
そう竹を割ったように明言する人物は、ただのひとりもいませんでした。
むしろ真逆。
クレームの内容を乱暴にエッセンスだけ抽出すると、
要は 「俺も原発には反対だが、お前の反対意見はダメだ」
というものでした。
なぜだか、一人残らずそれに類した言い方でした。
翼: ……?
緑子: …ほう?
…言ってることが矛盾 してるようにも聞こえるが。
七雲: そうですよね。
一見すると方法論が違うだけで、立ち位置は同じに見えますよね?
私も最初はそう思いました。
やり方は別だけれども、同じ反対陣営の同志なんだって。
緑子: …まあ、そう聞こえるわな。
七雲: でも、違ったんですよ。
私たち脱原発派だって、些細な方向性の違いで、いちいち異端を排除したりしません。
そんなことしていたらどんどん先細りになってしまいますからね。
だから同じ脱原発を最終目標に持つ人は大歓迎です。
ところが、こういう人たちと話を深めていくと、必ず決裂してしまうんですよ。
「場所は違えどお互いに頑張って、脱原発を成功させましょう」
とは決してならないんです。
なぜだと思います?
緑子: むう…。
翼: わかんね。
七雲: 原発だとお互いもう熱くなってて冷静に振り返れないので、
全然別の例を挙げてみましょう。
例えば!
全校マラソン大会が雨の中、強行されたとします。
翼: ああ? いきなりなんだその例えは。
緑子: まあまあ。 いいから聞いてみようぞ。
七雲: ザアザアの雨です。
寒い、ツラい、風邪ひきそう。
そう思いながら走っている生徒は少なくないでしょう。
少なくとも、晴天や曇天に比べて明らかにコンディションが劣悪なのは、
全生徒にとって等しい事実です。
ここで、もしこんなコト言う生徒がいたら、どう思います?
『先生ェ~。風邪ひきたくねェから、俺はもう走るのやめるぜェ~。
こんな雨の中、マラソンなんて馬鹿げてんだよォ~』
緑子: …うむむ。
翼: そんなの即刻停学だろ。
日本の学校では そんな奴ァ許されん。
七雲: そう。そうなんです!
まさにコレなんです。
その生徒の態度は、団結を乱し、
耐えている多くの生徒を侮辱する、
「悪」なんですよ。
そして、この思考パターンに、
日本人の美点と病巣、 その両方が隠されてるんですよ!
緑子: 七雲の言いたい趣旨はだいたい予想がついた。
…しかし…むううう。
これが日本人の本質なのかと思うと…声が出んな。
緑子: この伝統の行動様式こそが、
日本をたった50年で焼け野原から世界第2位の経済大国まで押し上げ、
バブル崩壊以降は20年以上停滞の泥沼に押しとどめる要因なんです。
そして、これこそ このブログの勝手な予測なのですが、
おそらく、多分、絶対、この停滞は今後何十年も続くことでしょう。
この思考パターンがそのままであるなら!
翼: そうなん?
ずいぶんデカい話になったが大丈夫か?(笑
七雲: この雨中マラソン大会の話は、
次回でもっと掘り下げます。
緑子: ……むむうぅ。
翼: 何考え込んでんだよ。なんかおかしーか?
七雲: 続きます!


