対談2『自分の職くらい自分で探そう』
対談2 『自分の職くらい自分で探そう』
七雲: 前回の続きです!
緑子: 奥村雪男はユキオトコなのか?という質問だったな。
七雲: 全然違います。 なんで突然青エクなんですか。
『原発の雇用だけ何で守られなきゃなんないの?』という質問です。
緑子: 過疎地なんだからしかたねんじゃね?
七雲: 珍しくちゃんとした切り返しですね。 語尾がらしくないですけど。
でも、その理屈はあまりに横暴すぎませんか?
北海道にある200市町村、自慢じゃないが100は過疎ですよ。
過疎地に原発が必要なら、原子炉100コできちゃいますよ!
緑子: カニ村、シャケ村、イクラ村、ジンギスカン村、白い恋人村、あと ええと…
七雲: 馬鹿にしてるんですか! 北の大地を!
緑子: もし100人の村だったら…何人がプルサーマルかの?
七雲: 人聞きの悪い事言わないでくださいッ!
緑子: イクラ村の村長はイクラちゃん。 ばぶ。
七雲: 違います! イクラなんでも年が若過ぎるでしょ!
ていうかイクラ村なんかありません!
話を戻しますけど、これはもう一村一品、じゃなくて百村百炉ですよ!
過疎地に原発が必要なら、北海道は原発銀座どころか原発芋洗いですよ!
緑子: わっちには芋よりイクラ丼をくりゃれ?
七雲: ……?
ところで。
モンゴルに日米共同で最終核廃棄物処分場を作る、
という構想が持ち上がっているらしいですね。
緑子: ぬし、無視する気かえ?
七雲: もちろん、援助とセットだそうです。
緑子: そんな話、朝青龍に打診したら絶対通りゃせん。
七雲: アメリカ政府も朝青龍さんには打診しないと思いますよ?
ていうか中途半端なホロの真似は鬱陶しいのでやめてください。
緑子: なら、朝青龍ではなく夜青龍ではどうじゃ。
七雲: そんな香港のギャング団みたいな名前の人はいません!
とにかく、福島でも福井でも青森でもモンゴルでも、
貧しい地域に援助や雇用とセットで危険な核施設を押し付けている、
という構図は変わらないわけです。
緑子: 青森は高見盛に打診したら…
七雲: いいかげん相撲から離れてください!
『過疎地の原発の雇用維持のために、
都会に住む我々は軽々しく原発廃止とは言えない』
というよく聞く意見はどう思います?
緑子: ふむふむ。 真面目に言うとだな~。
…危ないモノを無理矢理カネで押し付けてるわりには、
ずいぶんと恩着せがましい物言いじゃの。
申し訳なく思うどころか、感謝しろと言わんばかりじゃ。
こんなん朝青龍だったら張り手一発だぞ。
七雲: まあ、…張り手とは言いませんが、
今の福島の被災地のかたに
それこそ軽々しく言えるセリフでないことだけは確かですよね。
現地のかたが「原発も雇用も必要」と言うのならともかく、
他の地域のかたが「お前らの雇用のために原発が必要」と決め付けるのは
いかがなものなんでしょうね。
緑子: 『今までこんな危険なモノを押し付けてゴメンナサイ。
すぐ片付けますから勘弁してください』
…というのがこの場合の望ましいセルフではないのか?
七雲: セリフです。
緑子: てへっ!(頭をゲンコツで叩く真似)
七雲: …北海道の泊原発以外の過疎地は、
住民全員が極貧で困窮に喘いでいるか、
といったらそんなことは全然ありません。
原発なんか無くったって充分豊かに幸せに暮らしています。
緑子: 貴様、北海道に詳しいの。
七雲: 北の国からは全部見てますから。
緑子: る~るるるるるるるるる。
七雲: キタキツネですか!
緑子: 父さん、僕はこの原発事故でいろいろ考えたわけで。
七雲: (無視して)
では質問に対する今回の答えです。じゃん!
緑子: 『職探し、国に頼るとあとが怖い』
……と、いうことであり。
七雲: 純クン口調はやめてください。
緑子: 命あっての物だネ!
七雲: 物だネ! ではなく物種です。
でもたしかに、雇用くらいで命まで危険に晒されてはたまりませんよね。
原発従事者が原発に積極賛成してる声って、
ネットとかではあんまり聞かないのも事実です。
全く賛成してないというのも言い過ぎでしょうが、
「危険があっても職をくれ」というのが本当に彼ら自身の声なのか?
という問題はありますね。
緑子: 同情するなら撤去しろ! ♪空ぁ~と海とのぉ間にはぁ~♪
七雲: 中島みゆきですか。 そんなドラマありましたね。
雇用も同情もいらないから とにか今すぐ撤去して欲しい……
覆面匿名で聞いたら、そう答える原発立地のかたって多いんじゃないですかね。
緑子: ワタシワァコノショクバガァゼッタイニアンゼンダトキイテェ
七雲: プライバシーのため音声を変えてお送りしました。
七雲: 国民全体のムードを風刺したもので、
特定の個人を批判するものではありませんよ~♪
緑子: んがくく!


