僕のコーチングのベースになっている

アドラー心理学の考え方の中に

 

「幸福の三条件」というものがあるんですね

 

 

アドラーさんはその昔、

じゅんコーチにこう言ったそうです

 

ア「いいかね!人が幸せを感じるためには3つの条件がいるんだ」

 

ア「知りたいかい?

  ん〜どうしようかな〜・・・」

 

じ「いいからはよ言いたまえ!アドラー!!」

 

ア「そそそんなに怒らんといてや〜

  では言います。これです!じゃじゃん」

 

【幸福の3条件】

 

①自分のことが好き(自己受容・自己肯定感)

②人のことが信頼できる(他者信頼)

③人や社会の役に立っていると自分が思えている(貢献感)

 

 

 

じ「①と②はなんとなくわかるんですが、

  ③の貢献感が大切ってどういうことですか?」

 

ア「フフフ、まだまだお主も若いのぉ

  例えば①も②も満足してるおばあちゃんがおってな

  この家族の役に立ちたいと思って、掃除を始めた途端にヨメさんが

  『私がやっておきますから、お母さんはテレビでもみててください』と

  言ったらどうじゃ?」

 

じ「いいおヨメさんじゃないですか〜」

 

ア「だよね〜!だけどそれが1回や2回のことじゃなくってね

  皿を洗おうと思っても、植木に水をあげようと思っても

  ぜ〜んぶヨメさんが、おばあちゃんの代わりにやっちゃうの」

 

じ「う〜ん。それは・・・おばあちゃんからしたら、

  家族の役に立ててない感じがしちゃうし

  それだけじゃなく、仕事を全部取るヨメさん!

  という感じがしちゃうかもです」

 

ア「そして、何も役に立ててないと感じて

  ①自分が好きメーターも下がっちゃいかねないでしょ」

 

じ「たしかに・・・」

 

 

ア「そうなると、おばあちゃんは

  この家にいること自体がヘビーになるやろ?

  家族の一員というか、なんというか・・・

  所属感ってものを感じにくくなっちゃうねん!」

 

じ「それはつらいです・・・」

 

 

ア「そんでな、今、日本中・世界中でも

  コロナウイルスの影響で同じようなことが起こってるやん?」

 

じ「たしかにそうですね・・・」

 

アドラーさんからの話を受けたじゅんコーチは

いろんなことを思い返していました

 

 

じゅんコーチのもとにはよく

お母さんたちからの相談がきます

 

 

そこで、多くの相談を振り返ってみると、

幸福の3条件のメーターが下がっていることが

多くの要因だったりもします

 

 

 

例えば

①自分が好きメーターが下がる

 

子どもや旦那さんが家にいることが増え、

嬉しい反面、ストレスもたまる・・・

そしてその結果、怒ってしまう!

 

怒ってしまったことで、

自分のことがちょっと嫌いになってしまう・・・

 

 

 

②人が信頼できるメーターが下がる

 

散歩をしていると前から人が歩いてきて、

「ひょっとしたらこの人はコロナかも!」と警戒しすぎるあまり

すごく距離を開けて歩いてしまう自分が、悲しい

 

買い物をしてお釣りを受け取る時の

手が気になって気になって仕方がない自分が情けない

 

 

③貢献感メーターが下がる

 

医療従事者や店員さん、物流の方などが

恐怖と隣り合わせで仕事をしている姿を見て、

「自分は何も役に立てていない」と感じている

 

 

などなど

いろんな相談をいただくわけです

 

 

そしてそれらは全て、

自分の主観から見えている世界です

 

 

いいんです

そう思ってしまってもいいんです

 

 

そんな自分を嫌いになってもいいし

なんとなく人を信じられなくてもいい

無力感を感じててもいいんです

 

 

 

だけど一番いけないのは、

その気持ちをそのまま持ち続けること

 

 

過去には戻れないという現実を受け止めて

「本当はどんな自分でありたいのか?」を

考えていきましょう

 

きっと今のマイナスの気持ちは全て

「本当はこうしたい!」という気持ちの裏返し

 

 

理想の自分・理想の世の中を描けているからこそ、

そうじゃない今に、大きなギャップを感じているんです

 

 

だって本当は

イライラしないでニコニコ家族と接したいでしょ?

店員さんに「ありがとうございます」って伝えたいんでしょ?

もっと世の中の役に立ちたいと思ってるんでしょ?

 

 

その気持ちがあるからこそ

この世界は、まだまだ大丈夫なんです!

 

 

そして忘れてはいかんと思うのです

自分という人がいることで、必ず誰かの役に立てているということを

 

・自粛して不要不急の外出を控える

 これも誰かの役に立っています

 

・お笑いのYouTubeを見て思い切り笑って気持ちをリセット

 これも誰かの役に立っています

 

・朝昼晩、なんで家族全員分の食事を作ることで1日が終わってしまう

 これも、家族や生産者さんたちの役に立っています

 

 

私たちが何気なくやっている全てのことで

誰かの役に立っているということを、どうか忘れないで!

 

 

医療・物流・保育・介護などの

最前線で活躍している方たちは、紛れもないヒーローだけど

 

 

世界の役に立つことを何気なくやっている

あなたもまた、ヒーローだということを

どうか忘れないでくださいね!

 

 

そして同じように、

あなたの周りにいる人たちもまた

ヒーローなんです

 

だから伝えてあげて!

ご主人に・奥さんに・お子さんに・お友達に・・・

 

たった一言の

「ありがとう」を!

 

 

状況が良い時でも、望ましくない時でも

「僕らはいつだって、今、ここから始められる

 今ここからしか始められない」

 

僕自身、いつもそんなふうに考えて

活動をしています

 

 

なにか今回の記事で

ご自身の中で拾える部分があれば幸いです

 

原潤一郎(じゅんコーチ)より

 

※当然ながら、アドラーとじゅんコーチの会話は

 フィクションです!

 

 

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