・人を待たせてしまった
・人が悲しむことをしてしまった
・人の物を悪気はなく壊してしまった
お子さんがそんなことをしてしまうと
親として複雑な気持ちになります
「なにやってんのよ！」って責めたくもなるし
「申し訳が立たないわよ」って心苦しくもなるし
「もう！！」って恥ずかしくてたまらなくあることも
僕は個人的に
息子には「ありがとう」と「ごめんなさい」を
素直に言える子に育ってほしいと願っています
だけど
「ごめんなさい」って言う言葉って
自分の非を認めて伝えるメッセージでもあるから
すごく自分自身の心の中で葛藤が起こるんですよね
なので
「あんたがやっちゃったんだから謝りなさい！」と言っても
子ども心としては
「わざとじゃないんだ・・」
そして時間が経てば立つほど
ごめんなさいの一言が言いにくくなったりします
この子のためにも
「ごめんなさい」って伝えられるようになってほしい！
そんなときに
僕の対応の仕方で
お役に立てることがあればと思い
ブログに書くことにしました＾＾
「ごめんなさい・・・」
その一言が言えないときがある。
タイミングを失って言えない時もある。
だけど、その一言って、
とても大切な言葉だと思うんです。
以前、子どもたちを集めて
ハロウィンパーティーを緒にやっていた時。
僕はミッキーマウスの仮装をして
魔法のつえを持っていました。
僕はそのつえをS君に貸しました。
S君は嬉しそうに、つえを使って
友だちと遊び始めました。
そしてテンションがあがり、
そのつえを使って、僕のことを突いたとき。
『ボキッ！』
僕の大切なつえが折れてしまいました。
S君だって悪気があって
折ったのではありません。
だけど僕は大切な杖が折れてしまったので
ちょいとブルーな気持ちになりました。
するとS君は
泣き始めてしまったんですね
正直、僕も心が苦しかったです。
だからあのとき大人として
「いいよいいよっ！つえなんていつでも買えるし！」
って言うこともできた。
「ごめんなさい！」って言えば良いんだよ！
周りからもそんな声が聞こえる。
でも僕がS君に伝えたかったのは、
「S君にとっても大切なものがあるように
他の人にも大切にしているものがある」ということ
だから心を鬼にして
「いいよいいよ！気にすんなよ！」なんて言わなかった。
S君は大泣きしていた。
きっと自分でもどうしたら良いのか
分からなくなっていたと思う。ごめんね！！
だけど僕の大切なものを
壊してしまったという事実は変わらない。
僕は
「S君は本当は謝りたい！」と思っている。
そのやさしい気持ちを信じていました。
なので
一通り泣き終えて落ち着いたところで
僕はS君に「ごめんなさい」の見本を見せることにしました。
「Sにどうしても謝りたいことがあるんだ！」
・・
てっきり怒られると思っていたS君は
ビックリした顔で僕を見ました。
「S君。本当にごめんなさい！
僕が悲しい顔をし続けてしまって、
Sを追いつめちゃったよね・・・
僕もSの気持ちになってみたら、
すごく辛い気持ちになったよ。
「わざとじゃないんだ！」
本当はそんな気持ちだったんじゃないかな？って思うの
Sは漫画とか好きだよね！カードも好きだよね！
Sにとって漫画やカードが大切なように、
僕にとって、あのつえは大切なものだったんだ！
だから折れてしまったとき、
とても悲しい気持ちになったんだ。
だけどね、
今回はつえで良かったって思ってるよ！！
だって「遊びでいじめてたら間違って殺してしまった。」
そんなことになってしまったら、絶対に済まされないから。
Sはね、お父さんにとってもお母さんにとっても、
僕たちにとっても大切な人なんだよ！！
他の子たちにも、同じくらい大切に思っている人がいる。
そのことを忘れないでね！！
今回は本当につえで良かった！！
よかったら今回のことを活かして、
人やモノ。それから自分のことももっともっと大事にしてね！
おーけー？？」
S君は言ってくれました。
「こちらこそ、大切なつえを壊してしまって
本当にごめんなさい。。。」
＋ ＋ ＋ ＋ ＋
大切なものを大切にできる。
大切な人を大切にできる。
そんな子であってほしい！！
そして、
そんな自分でありたい。
間違えちゃってもいいじゃん！！
大人だって子どもだって、間違えることはあるよ。
だから大人の自分が率先して、
カッコ付けるのではなく、隠すのでなく、
「ごめんなさい！」
素直に伝えられる勇気を持ちたい。
たった一言の勇気で
自分と周りの世界は大きく変わる
今日のお話が
少しでもお役に立てたとしたら
こんな嬉しいことはありません
ではまたブログ書きますね＾＾
原潤一郎（じゅんコーチより）