たとえば

「ディズニーランドが好き!」という子がいて

「わたしも好き〜」という会話はよくある

 

 

だけどね

ディズニーランドが好きな「理由」って

人の数だけあると思うんです

 

・アトラクションが好きだから

・ホスピタリティーが素敵だから

・漂う空気感が好きだから

・ウォルトディズニーが好きだから

・ミッキーマウスが好きだから

・気持ちがワクワクするから

・家族で楽しめるから

 

とかとか

好きな理由は、色々あって当然やね!

 

 

なのに面白いな〜

 

先日お話をしたこの記事

「子どもが学校に行きたくない理由vol1」

 

思った以上に反響をいただいて

とてもありがたかったんですが、

 

「うちの子には全く当てはまらないんですよね〜」

というお声もチラホラ

 

 

うんうん。。。。

って、そりゃそうですわ〜!!!!

 

 

ディズニーランドが好きな理由が

人の数ほどあるように

 

「学校に行きたくない」って理由だって

そりゃ、人の数だけあるんとちゃうかな〜!!

 

 

だからね、

「あ〜、この子の場合はこのパターンで解決できる」

とかを提示することって本当に難しくって、

 

いくら大人が見立てたって

評価・判断・分析をしたって

想像力を働かせたって

 

 

結局、真相はわからない

「学校に行きたくない理由当てっこゲーム」

じゃないんやからさ

 

 

その答えを知っている唯一の人は

親でも先生でもなくって、子ども自身やね^^

 

 

だから、子どもが

・いかに話しやすい環境や空気感を作れるか

・どれだけ「行きたくないな」と思った時のことを

 思い出せるか?

 

大人として

「聞き出そう!」とするんじゃなくって

「教えてもらおう!」ってスタンスでいられるか

 

微妙な違いやけど

その感覚を持てるか持てないかで

 

子どもから引き出せる情報量って

全然変わってくるので、やってみてくださいね〜!!

 

 

 

前置きが長くなっちゃったけど、

「子どもが学校に行きたくない理由」

 

 

今日は当時小学4年生だった

Fちゃんのお話です

 

Fちゃんもまた

「学校に行きたくない」ということを

お母さんに伝えました

 

今まで無遅刻無欠席で

学校が大好きな子なんです

 

熱もないし、体調が悪そうでもない

だからお母さんは余計に心配でした

 

なのでお母さんもビックリしちゃって

「どどどど、どうしたの〜!」と大慌て!!


 

その言葉にFちゃんボソッと

「ん〜。。なんとなくね!」

 

結局その日は初めて

学校をお休みしたそうです

 

 

もともとFちゃんと僕は

知り合いだったこともあり、

 

Fちゃんとカフェで

話をしました

 

 

するとね、

またあたしゃ、子どもの優しい気持ちに

涙が出そうになったわけですよ〜

 

 

Fちゃんはこう言ったの

「パパとママに

 私のいいところ、見せたかったんだ」

 

 

んっ?どういうことだろう??

 

 

実はFちゃんの学校では

1/2成人式のイベントがあるそうです

 

 

保護者の方を招いて、

子どもたちは親の前で「夢の発表をする」

というのが恒例行事になっていました

 

Fちゃんはそれがイヤだった・・・

なぜなら、夢が分からなくなっていたから・・・

 

いや、夢はあったんですよ!

バレーボール選手になるって夢が

 

 

だけど4年生になってから

色々と現実を知るようになったみたい

 

「このチームでも一番上手じゃないのに

 バレーの日本代表になんてなれないよな・・・」

 

夢を見失ったばかりの時

1/2成人式で、「夢の発表をせよ」と言われたもんだから

混乱したし、すごく傷ついちゃった・・・

 

 

友達に相談すれば

「とりあえずバレーボール選手って言っとけばいいんじゃない?」

「うん、そう言っとけば大人は喜ぶよ!」

 

なんて言われたけど

Fちゃんは釈然としなかった・・・

 

なんか僕もその話を聞いて

めっちゃ悲しい気持ちになったよ

 

 

夢ってさ

大人が喜ぶために言うもんとちゃうで〜!!

 

本当は想像するだけでワクワクしちゃって

「絶対に叶えた〜い!」っていうのが夢やんか!

 

 

Fちゃんは今まで

バレーボールを一所懸命やっていて

試合のたびに、お父さんもお母さんも応援に駆けつけてくれた

 

だからこそそれを思うと

「パパとママをがっかりさせてしまうかもしれない」

 

そして1/2成人式で

「夢が分からなくなった」なんて言ったら

絶対にパパもママも悲しい気持ちになる!!

 

 

Fちゃんはそう思ったので

「学校に行きたくない」って言ったみたい・・・

 

 

 

だけどね、学校が好きなFちゃんは

本当は学校を休みたくないの

 

 

でも次の日は

1/2成人式のイベント

 

 

夢を発表するための

作文をしなければならなかった・・・

 

 

そこで僕は聞きました

「さて、どうしようか・・・」

 

するとFちゃんは

「今、じゅんくんに話したこと

 そのまま書いてもいいかなぁ?

 そのまま書いても、パパとママに嫌われないかなぁ?」

 

目にいっぱい涙を浮かべて

そういうんですよ!!

 

 

いいに決まってるじゃんか!

むしろパパもママも喜んでくれるよ〜!!

 

 

Fちゃんは時折、涙を流しながら

作文を書きました

 

涙が作文用紙にこぼれ落ちて

文字が滲んじゃってるのも気にせずに・・・

 

 

許可をもらったので

Fちゃんの書いてくれた作文を紹介します

(原本はFちゃんが持っているので言葉だけね)

 

 

「わたしの夢」4年1組 F

 

わたしは今、夢がありません

だから今日、お話することが本当にイヤでした

 

こんなことを書いたら、大好きなパパにもママにも

悲しい気持ちにしちゃうかなって思いました。

 

だけど、「いいや!」って思いました

悪い意味じゃありません。夢はこれから見つければいいやって

思ったんです。

 

夢って本当は叶えたくってワクワクすることだと思います

むりやり持つ夢は、夢じゃないって思ったんです

 

だから今のわたしの夢は

「夢を見つけること」がわたしの夢です

 

わたしは夢が分からなくなったとき

先生に「先生の夢はなんですか?」って聞いてみました

 

そうしたら「先生は先生になるのが夢だったから、もう叶ったの」って

言ってくれました。

 

「すごいな〜」って思ったけど、先生になる夢が叶ったらもう

夢がなくなっちゃんだって思って、

夢を叶えることって、夢がなくなっちゃうことなのかな?って思いました

 

だから、叶えたくても、叶えたくないな!って気持ちになりました

 

わたしは、大人の人にも夢をずっと持っていてほしいです

そうじゃないと、わたしは夢を持つのがこわくなっちゃうから

 

わたしはまだ子どもだけど

「こういうふうに書けば大人はよろこんでくれる」っていう

作文を書くことはできます

 

だけどわたしは、自分にウソつきになりたくないんです

だから今のわたしの夢は、本当にやりたい夢を見つけることです

 

 

 

体育館の中でこの発表を聞いたお父さんとお母さんは

すごくビックリしたそうです

 

そして、割れんばかりの拍手に包まれて

Fちゃんもまたビックリしていたそうです

 

 

1/2成人式のイベントを終えて

Fちゃんはまた、大好きな学校に行き

大好きな友達と、以前と変わらずにギャーギャーいながら

楽しんでいるとのこと

 

 

子どもってさ

大人が思っているよりも

ずっと大人で、ずっと子どもです

 

 

 

いろんな気持ちを持ちながらも

それをうまいこと表現するのが難しかったり

葛藤しながらも毎日成長し続けています

 

 

これからもきっと

嬉しいことも辛いことも

悔しいことも楽しいことも

 

いろんなことを経験していくのだと思います

 

大人から見たら

小さな悩みに感じることもあるかもしれない

 

 

せやけど

私たちも子どもだった時、

目の前に広がっている現実が世界の全てだった

 

どうしたらいいか

マジでわからなかった・・・

 

 

私たち大人は

そんな経験を重ねて、大人になった

 

だからね

子どもの気持ちがわからない!なんて

本当はウソッパチなのかもしれへん

 

 

子どもの頃の気持ち

思い出せば思い出すほどに

 

子どもの気持ちには

絶対共感できるから!

 

 

あの頃、自分自身がしてもらいたかった関わりを

あの子にしてあげよう!

 

あの時「こんな人がいたらいいな!」って大人に

自分がなればいいだけ!

 

あの頃の自分に手を差し伸べることが

大切なあなたの子にとって大きな助けになるはずやから!

 

そして子どもは、

そのときしてもらった関わりを絶対に忘れないし、

友達が困った時、同じように親身に関われるようになるから

 

 

さあ出会いにいこ!

あの頃の自分に!

 

さあ教えてもらお!

我が子の本音を!

 

僕もこれからも、がんばっていくよ!

いつだって、今、ここから始められるんだから!

 

 

 

じゅんコーチより

 

 

 

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