2001年4月17日IWA・JAPANプロレス後楽園ホール | 佐藤淳一レフェリーブログ “きれいな水で泳ぐも人生。 汚れた水で泳ぐも人生。”

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2017年11月23日にプロレスレフェリーを引退しました。
現役時代は、沢山の方に支えられ、そして応援していただきありがとうございました。

4月からIWA社員になって一発目の大会です。

この日の目玉カードは、FMWを離脱して
各団体にフリー参戦をしている
コンプリート・プレイヤーズがIWAマット初参戦を果たします。

コンプリート・プレイヤーズとは
田中将斗選手
邪道選手
外道選手
withギャングスター中山香里選手のユニット。
各インディー団体に引っ張りだこでした。

メインイベント

アジアン・クーガー
本間朋晃
松田慶三

vs

外道
邪道
田中将斗
withギャングスター中山香里


コンプリート・プレイヤーズが堂々の
IWA・JAPANプロレスマット初登場!!


各誌面は本間選手と田中選手の初遭遇ばかりクローズアップされていましたが、
プロレスマニアの淳一レフェリーは、
アジアン・クーガー選手と邪道選手、外道選手の元ユニバーサル・プロレスリングの絡みが興味深かったのを憶えています。

ユニバーサル・プロレスリング時代は、
練習生だったクーガー選手が数年後にユニバーサル・プロレスリング時代の先輩とメインイベントで対戦する。

クーガー選手の試合に対する気持ちを考えただけでもワクワクしますよね。

昨今はTwitterなどで当時のことを振り返りながら試合を煽っていく手法がプロレス界では流行していますが、昔はTwitterなど便利なものは無くファンの方も各々プロレスを熱心に勉強して観ていました。

皆さんが

『昔の試合の方が強く記憶に残っている』

傾向にあるのは、そんなところが関係しているのかも知れませんね。


試合は、田中選手のコンプリート・ショットでクーガー選手がフォール負け。

試合後には、本間選手が田中選手にシングルでの対戦を迫りますが、田中選手のマイクが1枚も上手でした。

田中選手「シングルやるのはいいけど、
もう少しオイルを少なめに塗ってくれ!!」

場内大爆笑!!

この頃、本間選手はベビーオイルをたっぷり塗って試合に挑んでいました。



セミファイナル

平野勝美
タイガー・ジェット・シンジュク
ダグ・ギルバート

vs

YUJI  KITO
三宅綾
一宮章一


偽造軍は試合開始早々にタイガー・ジェット・シンジュク選手のマスクを剥がす暴挙に出ます。


中から現れたのは、ヒクソン・グレイシーと対戦経験のある木村浩一郎選手。

三宅選手を蹴りまくり、一宮選手にはヒールホールドで絞め上げます。


試合後にはメインに出場する松田選手、
本間選手も駆け付け一致団結。

写真の本間選手は、試合前のため、オイルで、テカテカです(笑)


また、4月22日ディファ有明にて開催されるW★ING同窓会興行を受けて、マニア心をくすぐるカードが組まれます。

フレディ・クルーガー
レザー・フェイス

vs

金村ゆきひろ
ミスター・ポーゴ

金村選手とポーゴ選手のタッグは意外にも初タッグらしいです。
フレディはオリジナルのダグ・ギルバート、レザーは2代目です。


また、家出娘の市来貴代子選手は、三田英津子選手が指名する対戦相手『X』を用意します。

対戦相手は、タッグパートナーの下田美馬選手。

市来選手は、敗れはしましたが5月仙台大会での三田英津子選手との対戦が決定します。

ここに来て『新宿二丁目劇場』路線がやや大人しくなってきますが、11月には世間を騒がせた有名人の参戦により『新宿二丁目劇場』が復活します。

11月まではテーマがはっきりしない大会が続きます。