2001年3月11日IWA・JAPANディファ有明 | 佐藤淳一レフェリーブログ “きれいな水で泳ぐも人生。 汚れた水で泳ぐも人生。”

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2017年11月23日にプロレスレフェリーを引退しました。
現役時代は、沢山の方に支えられ、そして応援していただきありがとうございました。

2月25日の後楽園大会に引き続き淳一レフェリーはお休みです。

合宿免許中に怪我をしたために無念の欠場です。

まだ読んでいない方は下記からアクセスしてください。

運転免許取得のために合宿免許に参加

前回の後楽園大会でIWAマット追放となった一宮選手ですが、大会前の記者会見で
『身元引き受け証』を偽造し、まんまと
IWAマットに復帰します。

『身元引き受け証』には浅野社長が引き受け人となっており、IWAマットに復帰を促す旨が書かれたものを偽造します。

メインイベントは、大日本プロレスを卒業して、IWAマット初登場の本間朋晃選手に注目が集まります。

タッグマッチ時間無制限一本勝負

本間朋晃
松田慶三

vs

YUJI  KITO
一宮章一


専売特許の蛍光灯を駆使して、アッという間に一宮選手は大流血。



例の如く、両軍のセコンドが入り乱れるやノーコンテスト裁定に。

急遽10人タッグマッチに変更され完全決着ルールに変更されます。

10人タッグマッチ時間無制限一本勝負

アジアン・クーガー
ザ・グレート・タケル
タイガー・ジェット・シンジュク
本間朋晃
松田慶三

vs

新岩大樹
石井智宏
YUJI  KITO
上野幸秀
一宮章一



前回の後楽園大会で顎を裂傷し完治していない松田選手は集中的に狙われます。



本間選手は、一宮選手を手錠をはめて動きを止めると新岩選手にエルボーパットを決めて3カウント。

手錠を外そうとリングに上がってきたのは
三宅綾選手!!

新たに偽造軍の一員として加わります。


また、前回大会で電撃合体したミスター・ポーゴ&シャーク土屋の極悪コンビが初タッグを結成します。




新岩選手を血祭りに上げます。

最後は土屋選手がチェーン絞首刑により
ブギーマン選手をKO。

このタッグはポーゴ選手がW★ING路線に行き結局、長続きせずに活動を停止します。



更に家出娘の市来貴代子選手が現れ、
三田英津子選手に対戦を迫りますが三田選手は相手にせず…。
次回大会では三田選手が指名する選手と
査定試合を行うことを提案します。



ここで専門誌にも載っていない裏情報をお知らせします。

2001年1月の後楽園大会より結成した

『偽造集団・一宮グループ』

のちに

『偽造軍』

として活動していきますが、この軍団の名前が気にくわない選手がいました。

FMW  1期生の上野幸秀選手。

一宮選手がデビューしたWARでは先輩後輩
関係。

プロレス界を紆余曲折して流れ着いた
IWAマットで後輩一宮章一選手に誘われヒールユニットに合流しますが誌面に載るグループ名に引っ掛かるものがあり、会場で菊地リングアナに何度かユニット名について話をしている場面を目にしました。



1月後楽園大会

2月横浜文化体育館大会

3月ディファ有明大会

3大会の集合写真を見てください。
この件が原因なのかわかりませんが、
上野選手は2枚目以降には集合写真に加わっていません。
(1枚目の左端が上野選手です。)

しかし、3月大会から三宅綾選手が新メンバーに加入したことにより、この問題は解消されました。

三宅選手と上野選手は中学時代の同級生で一緒にレスラーを目指した仲です。

どういう話し合いをしたかはわかりませんが、その後は円滑に偽造軍として活動していました。

このようにプロレス業界は格を大切にする世界で、対戦カード表や控室の名前を掲示する際には『名前の順番』などには大変気を使いました。

上野選手に限ったことではなく、大多数のプロレスラーは格に非常に拘りを持っていました。