1999年4月13日IWA・JAPANプロレス後楽園ホール | 佐藤淳一レフェリーブログ “きれいな水で泳ぐも人生。 汚れた水で泳ぐも人生。”

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2017年11月23日にプロレスレフェリーを引退しました。
現役時代は、沢山の方に支えられ、そして応援していただきありがとうございました。

淳一少年は、大会の前日、初めてパチンコで10万円を勝つ経験をします。

遊んだ台は『CRラブラブカップル』
画面左右から男の子と女の子が登場して
一緒にラブホテルに入れば大当たりとなる台。(ご存じの方いらっしゃいますか?)
閉店まで楽しみ換金所で現金に交換する際は後ろから襲われたりしないかドキドキしたものです。

なお、2017年はパチンコ3連敗中。
早くも13万円負けです。

さて、話を回顧録に戻します。
IWA5周年記念シリーズ最終戦は聖地後楽園ホール大会。

セミファイナルでは、何度目の防衛戦かわからないくらいの防衛回数を重ねてきた
IWA世界ヘビー級王者のダグ・ギルバート選手にゴースト・フェイス選手(ターザン後藤)が挑みます。

ターザン後藤選手はIWA離脱前に前王者だった関係から「あのベルトを返上した覚えはない!!」との理由から強引にタイトルマッチに漕ぎ着けます。

前哨戦の戸田大会でも王者ダグ相手に凶器を巧みに駆使し優位に試合を進めていたのが挑戦者のターザン後藤選手でした。

そんな後藤選手の凶器攻撃を封じるために立ち上がったのは昨年選手を引退した
ザ・グレート・カブキさんでした。

カブキさんは選手としてではなく特別レフェリーとして登場。
この試合からカブキさんは後楽園大会を
中心にレフェリーとして参加します。

カブキレフェリーは後藤選手がイスを使おうとすれば取り上げ、タイトルマッチに相応しい厳格なレフェリングで試合を裁きます。


それでもビール瓶や木槌を駆使して試合を組み立てる後藤選手。



あまりの悪行ぶりに現役時代を彷彿させるアッパーまで繰り出し後藤選手を制裁。


しかし、最後はイスの上へのゴーストバスターでベルトを奪取。

第4代IWA世界ヘビー級王者に返り咲きます。
(初代はディック・スレーター選手。)

メインイベントでは、
スクランブルバンクハウス・サケボトル
6人タッグデスマッチ
(公認凶器は有刺鉄線バットに加え一升瓶)

山下義也
山田圭介
テリー・ファンク

vs

グラン・シーク
中牧昭二
ミスター・ポーゴ

IWA正規軍とデスマッチマスターズとの全面対決。
若手の山下義也選手がメインに大抜擢されます。

メイン開始直後にセミファイナルで王者になったゴースト・フェイス選手(ターザン後藤)がテリー・ファンク選手を急襲。


試合を終えたばかりのゴースト・フェイス選手がチェーンソーを持って乱入。


狙いのテリー・ファンク選手に一直線。
テリーは開始早々に大流血。
リング上では、ヤングボーイの山下義也選手がデスマッチマスターズに捕まりローンバトルに。


ようやくテリーが復帰し、スピニング・トーホールドの共演し、デスマッチマスターズを分断に成功。


山下選手がコーナーに登り、テリーがデッドリードライブのようにスローイング。

孤立したグラン・シーク選手の上に覆い被さりまさかの大金星!!

若手の山下選手が上の方で試合が組まれてから初めて結果が出ました。


一方、ゴースト・フェイス選手(ターザン後藤)は、IWA世界ヘビー級の防衛戦の相手に
チェーンソー・チャーリー選手を指名。

写真の通り、赤シャツ、ジーンズ姿にサスペンダー、女性用ストッキングを頭から被り、パウダーを顔面にまぶし、チェーンソーを片手にWWFマットに登場した、
『もう一人の自分』チェーンソー・チャーリー。(テリー・ファンク)

その後、IWAマットでは、両者の対戦は実現しませんでしたが、インディー活性化実行委員会、後楽園ホール大会でタッグだったかシングルか忘れましたが対戦します。

次回の回顧録は、淳一少年の転機が訪れる南千住駅前イベント広場大会です。

お見逃しなく!!