先日の日経新聞にも定年後の再就職のお話しが掲載されていましたね。
さすが日経新聞、このテーマは色んな機会に取り上げてくれるので嬉しいです。
その記事の中でキャリアコンサルタントの人が言っていた
「仕事を辞めてから時間が空くと、再就職が難しくなる」というのがありました。
理由は、体力が低下してまうというもの。
これはよく解ります。
なぜなら私は「がん」のとき、同じ思いをしたからです。
42歳のときなので、定年の年とは違いますし、
がんという病気もあったので、健康体の定年とは違うのですが、
会社に行かなくなると「体力が落ちます」。
私は6回入院して、3回手術を受け、抗がん剤治療も、間質性肺炎の治療も受けたのですが、
合間に会社に出たことがあります。
そうしたら、、
疲れて、ヘロヘロでした。
体力が落ちたのです。
なぜなら、入院中は(当然ながら)電車で通勤することが無くなったし、
着ているものはパジャマにスリッパで一日中。
ものすごく楽ちんで軽いんですよ。
一方、会社に行くとスーツに革靴、まるで鎧甲冑をつけているみたいな重さで、
しかも電車の中で立って揺られて、いわゆる自重トレーニングみたいなものを毎日やっていた。
だから、筋力・体力が、現役のときはあるんですよ。
病気入院の服装と運動量が、定年後のゆったりした生活の運動量と似ているところがあると思うので、
筋力と体力を落とさないためにも「再就職する場合は、時間を空けない」のが良いと思います。
あと、もう一つの理由は、気力ですよね。
何でもそうですが、時間が空くと、現役のときのような気力を取り戻すのに苦労します。
新しい組織で、新しい仲間、新しい仕事となると仕事に慣れるまで、相当の頑張りが必要ですから
一度、気力を失ってしまうとなかなか気持ちを持ち上げるのに苦労します。
気力、体力という観点から、再就職を視野に入れているなら時間は空けないほうが良いです。
これはシニア起業を始める場合でもいえることです。
だって、ひとり起業は、勤め人の場合よりやることが多いから、もし、体力・気力が低下しているときついです。
もちろん、ゆっくり自分のペースでやれるのが良いというのもありますが、
体力が落ちてゆっくりマイペース、そんなかんじでやっていたら、起業なんてうまく行かないです。
あまり時間を空けないほうがいい。
キャッチアップを短い期間で出来ると思います。