大雨が止んだ「巨峰の丘マラソン」、最終編です。
15km地点を過ぎると、それまでと雰囲気が変わります(参考ブログ )。
まず、雨が上がり、青空が見え、カッパを着て走ってるランナーが、めっきり、減りました。
そして「下り、下り、下り」のコースが、「下ったり、上ったり」、と起伏が出てきます。
そうなると、登り坂に弱い私は、登りで抜かれ、下りで追いつく展開になります。
結果、周囲を走るランナーが、同じ人達になってきました。
しかし、どういう巡りあわせか、私の周りは女性ランナーだらけなんです。
最近の女性ランナー達は、お洒落でカッコイイですよね!
私なんか、病気で6年間のブランクがあるので、浦島太郎状態です。
こんなにも、「美ジョガー」が、この業界に増えたとは、露知らずでした。
と言う訳で、終盤の「巨峰の丘」にも、スラッとして、ランニング・フォームもカッコ良く、カラフルなウェアで、「きまっている女子」たちが、私の周りを走っています。
ただ、さっきから気になる「女子ランナー」が、一人いるんですよ。
同じく、下りで抜いて、登りで抜かれる、その女子なのですが、、超青空のもと、未だに、ひざ丈の100円カッパを着ています。
そして、そのカッパの下に、透けて、不思議なものが見えるんですよ。。
マラソン大会では、見かけないものなんですが、、
「肩掛けショルダー」、なんです。
「ベージュ色」の、布で出来た感じで、腰下まで伸びています。
わかり易く申しますと、昔、テレビで見た、「アルプスの少女ハイジ」に出てくる、「ペーターのショルダー」と同じなんですよ。
絶対に手作り。
あんなの、売ってる訳ない、って感じ。
なんでまた、こんなもの肩から掛けて、マラソン走ってんだろうか?と思うのですが、、その彼女、私より速いんですよ。
その年齢不詳の女性に、抜かれるたび、「ガクッ」と「力」が抜けて、降参です。
しかも、靴は、メーカー品じゃないし。
布製の、底が緑色の靴です。
場所が、風光明美な「巨峰の丘」だけに、本当にお隣の、「南アルプス山麓」から参加している「日本版ペーター」みたいで、私なんか、全然だめなんですよ。
彼女に、抜かれるたび、「ヨーデル」が流れてきそうでした。。
最後、得意の下り坂に入った所で、全力でそこから逃げ去りました。。
そして、無事、ゴールの小学校に戻り、巨峰を頬張った、2時間4分のドラマ、、でした。