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ビジネスで何をやるかも大事ですが、それより大事なのは「どのマーケットでやるか?」だと思います。

日本は小さな島国で、なんと資産1億円以上を持つ人の人数は世界でも上位に入ります。
もちろんアジア第1位は中国です。言うまでもなく中国のほうが富裕層が多いのが現状。
しかし資産1000億以上を持つ人のランキングになると日本は圏外でランキングに入っていません。
このクラスになると、ビル・ゲイツなどが名を連ねるアメリカが世界一です。

Google、Appleなど数兆円、数億円以上の資産を持つ人は世界で約2000人で、
この中で日本人はわずか33人です。

日本トップのユニクロ柳井さん、ソフトバンク孫さんですら世界で40~75位の間くらいです。

日本は大富豪が生まれずらい国です。
原因はビジネスの取引先が国内という場合が多く、国内の少ない市場を取り合っているだけで、
GoogleやAppleといったアメリカ企業など60億もいる世界の人に向けて発信している企業でないと大富豪は生まれずらい。


「大富豪なんて関係ない!」って思っている方は、
ここから逆算していけば、自分に影響してきます。

上限に限界があるということは、それが連鎖して末端の従業員まで繋がっているわけなので、
日本の富裕層がここが限界なら、ここが日本のビジネスの限界ということです。

国内にある決まった金額のお金があちらこちらと移動しているだけで数は変わらないので、トップの資金が増えない限り、その下も増えないということです。


どれだけ頑張っても1億、1000万、役員は100万、社員は30万、バイトは10万稼げないと繋がっているはずです。

日本は広めるというよりは、奪い取り合いのビジネスですからね。
日本のビジネスは誰かが儲かれば誰かが損しているゼロサムゲームです。
だからみんなで成功なんてのもできないわけなのです。

勝つには横に並ぶものは落としていかないといけない。
このビジネス思考が変わらない限り、大富豪どころかアジアでも中国や韓国にも突き放されてしまいます。


海外へ行けば超がつく程の凄すぎる豪邸だけの住宅街など沢山ありますが、
日本だとちょっとした高級な「賃貸マンション」や田舎に行けば敷地が広い中に家が建っているだけでメディアに取り上げられるレベルです。

その程度で目立つ存在になってしまうということです。


国内の1億人を相手にするのか、世界の60億人を相手にするのかという狙っているマーケット規模の違いですね。


ビジネスを選択するとしたら、今の時代はもっと進化して、どの規模のマーケットを狙っているビジネスなのか?だと思っています。

例えば、

1億のフェラーリを世界中の都市で営業しているのか、
地元の小さな街で営業しているのか?の違いです。


大きいビジョン、構想もいいですが、それをどのステージでやろうとしているのか?ということです。

“どのマーケットでやるか”が大事です。