放射能の雨が降る!!


国外へ出よう!!


西に批難を!!


こんな情報が日本を駆け巡りました。


私達日本人も、その国で暴動や天災が起これば、国外に退去をする事を奨励しますので、自国に帰られる皆さんのお気持ちはよく分かります。

実際に、私の周りでも、国外に退去された方、また地方へ疎開された方が沢山いらっしゃいます。

しかしながら、都内しかいる場所がない方も沢山いらっしゃり、取り残された気持ちで不安もいっぱいでしょう。


放射能についての正しい理解をして、不安を少しでも取り除いていただけたらと思います。


今回の放射線物質の排出量は、チェルノブイリの20分の1です。

そして、チェルノブイリでの被災者が確認された場所は半径30KM圏内、それ以外の場所では今のところ、被爆者の報告は出ていません。

広島の原爆に話をうつせば、福島原発が爆発したから東京で被爆すると言うのでしたら、関西地方の方も広島の原爆で被爆している事になります。

中立的立場のIAEA国際原子力機構の放射能測定結果は安全と報告されています。


広島で生まれ育ち・・

自身が被爆者であり・・

核廃絶運動で多くの研究を重ねた僕からハッキリ言います。

半径30KM圏外にお住まいの皆さんならば、健康被害はほぼゼロに近いと僕はそう思います。



今はデマに流されずに平常心を取り戻し、平常の生活を淡々と行って欲しい!

IAEAの正しい報告よりも、誰が発信したともわからない情報を頼りに生きる事がどれほど危ないことかに気付いて下さい。


不安になって、首都圏に暮す皆さんがヒステリーを起こしたり、むやみに買いあさりを行ったり、ガソリンスタンドで給油する事に躍起になったりすることで、益々日本の復興は遅れる事に気付いてください。

僕は今、皆さんが取られる行動こそが、人間としての品位の現われだとそう思っています。


苦労や困難を乗り越えてこそ、人はより深みある魅力を増します。

是非、皆さん日本女性としての誇りを持って、平常心と笑顔を絶やさずにいて欲しいと思います。