「先生、婚約者に急に冷めちゃって

このまま、結婚していいのかなあ」


これ・・・実は、新郎側の相談です。


「穏やかじゃないね?だってあんなに

上手くいってなのに何故?」

こう聞くと、彼は堰を切ったように

こう、話しはじめました。



結婚も決まり、結納に備えて

婚約指輪を買いに行くことになった時のこと


彼は、大変責任感が強い男なので

万が一の事があっても、せめて半年間

は、無収入でも彼女に負担をかけないよう

に、まずは貯金の確保をしたそうです。


残ったお金を、ハワイでの挙式の費用

住居費などに分配し、彼女への婚約指輪

のお金も、それほど豪華じゃなくても平均的

な予算を用意していたそうです。


「ところが買い物の当日、彼女から

どうしても買って欲しい指輪があると

連れて行かれたのは、カルティエですよ!!」


「僕の予算で買えるものは、エンゲージリング

程度で、婚約指輪となれば、当然どこかの

予算を切り崩すしかありません」


当然、彼は彼女に

予算があわないから、ここではなくて、

別のブランドの物にして欲しいと

願い出たそうです。


ところが、彼女の言い分はこうでした


「どうして?一生に一度の事だし、

それ以降は、自分で働いたお金で買うから

せめて、婚約指輪だけは、カルティエで

あなたに買ってもらいたかったのに!!

私の夢だったのに!!」


こうして、この日はエンゲージリングを買う

どころか、お茶の一杯も飲まずに険悪な

ムードのまま分かれたそうです。


「それ以来、なぜか彼女を見ても

愛おしいと、思えなくなったんです・・・

婚約破棄しようと思います」


う~ん・・・これは困りました。

プライドの高い男性に、お金の事で

女性に頭を下げさせてしまいました。


それを聞き入れてしまえばそれで

終わったのですが、彼女も主張を

してしまいました・・


婚約破棄という彼の気持ちは固そうです・・・


女性の皆さんならば、彼女の気持ちの方が

よほど分かるのかもしれませんね・・


女性の一生の夢くらい叶えてあげられない

男は、クズよ!!

そんな声も、聞こえてきそうな気もします・・


確かに、長年夢に描いていたことですから

彼女の夢を叶えてあげるのも良いのかな?

と、一瞬思わなくもないのですが・・・


ところが、責任を持って女を守ろうとする

肉食系の本能を持つ男ならば

自分の戦略を女性に覆されることを

嫌います。


男が一つ城を持つ時には、

家計が火の車になって、城を崩壊させる

わけには、絶対にいかないと考えるものです。


この世の中、今日会社から最重要人物と

判断されていても、風向きが変われば、

不必要な人になることもあるのです。


そんな時に、家族に心配をかけまい

リストラにあった事等、絶対に妻に言えない

こう悩み、哀しい決断をする男性達は

後を絶ちません。


彼女を本気で守ろうと思うからこそ

その戦略は、意地でも変更する事は

出来ないのです。


この様な考え方をする男性は

妻に対しての愛情も深いですし

家族愛、また妻の親族への気遣いなども

しっかりと出来る男性が多いのが

特徴だと思います。


しかし、その反面、

頑固であり、ワンマンで。。融通もきかない。


少々女性としては、つまらない一面も沢山

あるかもしれません。

いわゆる「俺に付いて来い」このタイプですね。


ただ、僕が妻としての苦労に焦点をあてて

客観的に見たところ・・・


このタイプの男性に、威張られながらも付いて行く

女性の方が、自分で稼ぎ、家計を切り盛りしながら

ダメ夫の尻を叩きながら、生きる女性よりも

幸せに見えるのですが・・・


皆さんはどう思いますか?


好みもそれぞれですから

尻を叩いて自分が主導権を握った方が気が楽

こう考える方は、もちろんそれで良いと思います。


ですが、女性本来の生き方からすれば

やはり、女性は体力的に男性よりも力がやや

落ちますから、ギリギリまで無理をして働き

家事まで切り盛りする事は、精神的にも辛いだろうと

思うのです。


勿論、主夫として、家事育児、家計の切り盛りを

してくれるご主人ならば、貴女は働くだけですから

体力的にも、追い詰められるほど疲労はないでしょう・・

それは、それで、良いと思います。


せっかくパートナーと共に生きるのであれば

仕事にも支障が無いように、私生活のコンディション

は、整えておけたら、良いですね。


だって、せっかく女性に生まれたのですから

女性の特権は多いに利用するべきだと思うのです。


「じゃあ、プライドが高くて、俺に付いて来いという男性に

は、自分の思いを伝えちゃいけないわけ?」


そうではありません、彼女は伝え方が悪かったのです。


「そうね、勝手に自分の夢だけで先走った行動をして

しまってごめんなさい。婚約指輪はカルティエって

いうのが夢だったから、でも、あなたが買ってくれる

物だったら、何でも嬉しいから、そうしましょう」


こう、伝えれば、彼だって、「すまなかったな」

「彼女の夢を叶えてやれば、良かったかな」こう

考え直すのです。


いつもお話しするように、男女の恋愛はいくら

親しくても、人と人とのコミュニケーションである

ことは、間違いがないのです。


なぜ、妻だったり、夫だったり、恋人になったりすると

遠慮なく、自分の想いだけをぶつけてしまうのか・・


甘えなのでしょうが、男女共にもう一度

相手を尊重するという、姿勢に付いて時々、自分の心を

チェックしてみると良いと思います。



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