すっかりご無沙汰しておりましたが、さて続きです。


お互いにチャットとメールで心を繋ぎとめていた2人。


それでもB子さんは、いつかこの人と一緒に子供を育てられると信じて疑ってはいませんでした。


「○○に再就職しない?」この不況の中、B子さんに好条件の再就職先を見つけてくれた人もいたのに、B子さんはいつでも彼と結婚したら会社を辞めるつもりでいた為に、就職も断り、細々とパートで生活を続けました。


そんなある日、彼はやっと音楽留学を終えて、日本に帰ってきます。


「やっと会えるね」そうメールをしましたが、「しばらくは色々と準備で忙しいから・・」と会える事はありませんでした。


それでも、メールでは「お前と子供の事を考えると、頑張らないと」などと、温かい言葉はかけてくれます。


その後、デートと言っても、数時間、身体を重ねて別れるだけの付き合いになっていきます・・


そんなある日・・・・運命の日が!!


パート先で、お昼を食べながらTVを観ていたB子さんの目に飛び込んできたのは、有名女性アーティスト、ついに○○とデキ婚の文字でした。


画面では、有名な女性アーティストが、「○○さんと結婚します」といいながら、見慣れた彼の写真を手に、ニッコリと微笑んでいます。


ハンマーで殴られたような衝撃と共に、激しい吐き気がB子さんに襲ってきました。


午後からは仕事には当然なりません・・・涙をこらえるのが必死です・・・


同僚や上司から顔色が悪いから早退するように促されます。


家までどう帰ったのかさえ覚えていないほど、B子さんの心はボロボロ・・・


ずっと、死ぬ事ばかりを考えていたそうです。


そして、彼と初めて出会った日を選んで、自殺を計ったのです。


彼女の心に最もショックを与えたのは、愛が終わったとかそんなことじゃない・・・・


安泰な生活への夢が消えたことだろう・・・


有名人の妻となり、子供と共に亭主に食べさえてもらえる夢・・・


それがあっけなく消えたショックが最も彼女を直撃したようだ・・・


あの時にしっかり就職すれば良かった。。。。彼女は泣きながら・・「自殺したのは、この先の生活が不安だったからだと認めた」



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