こんばんは。 ジュニパパです。

 

今日は、約半年に亘るハウスメーカー選びを終えて、思うところを総括として綴りたいと思います。

 

今回は私自身ではなく、妻が所有する土地に建てる賃貸併用住宅のハウスメーカーを選ぶということであったため、7年前に自宅を建てた時とは異なり、少し客観的、俯瞰的にハウスメーカーを見ることができたと思います。

 

ハウスメーカーを選ぶ時に最も重要だったこと、決め手について改めて思うことは、ありきたりですが、やはり如何に良い営業担当者又は設計担当者に巡り合えるか、ということかなと感じました。

これは、多くの人がよく言われていることかと思いますが、正にその通りだと感じます。

 

建物自体の性能は、ある程度名の知れたハウスメーカーであれば、多少の差はあるにしても、どこも品質は高く、保証だってちゃんとされているし、そういう面での心配は殆どないと思っています。

もちろん、家が建ってからの、施工時の不具合発覚やアフターサービスの良し悪し等は大なり小なりあるとは思いますが、すごく大きな問題は多分稀なことであり、総じて大した問題ではないと思いますし、ハウスメーカー選定時には知り得ないことなので(私も7年前に大手ハウスメーカーで自宅を建てた時には、色々と憤慨することもありましたが、思い返してみれば大した問題ではなかったなかと思います)、ここでは一旦置いておきます。

 

後は、デザインとか雰囲気とかの好き嫌いは、それこそ人それぞれですので、お気に入りがあるのであれば、そこに決めればいいので、これについてもここでは一旦置いておきます。

 

ハウスメーカーの候補が複数社ある場合や全くわからない場合にどこを選ぶかは、結局のところ、どれだけベスト若しくはベターと感じることができるプラン(最も大事な設計プランだけではなく、周辺事項や条件も含めてのプラン全体として)を提案されるか、によるのではないかと思います。

そのためには、如何に良い営業担当や設計担当に巡り合えるかにかかってくるのだと思います。

 

まず、ダメな方ですが、今回の候補先で言えば、積水ハウスや旭化成は当初は最有力候補でしたが、旭化成は早々に脱落、積水ハウスも中盤以降にどんどんと地位を下げ、敢え無く敗退しました。

 

旭化成が序盤に脱落したのは、3回提案されたプランに全く魅力が感じられなかったためで、改善も見られなかったからです。

何がダメだったかを表現することは難しいのですが、強いて言えば、こちらの要望を上手く吸い上げて形にして頂けなかった、としか言いようがありません。

外観パースも作成して頂きましたが、建った時のイメージがあまり想像できませんでした。

「何か違う」(スタッフサービスのCMではありません)としか、言いようがありませんが。

 

積水ハウスも、私の中では当初筆頭候補でしたが(妻的には違ったようですが)、設計プランは兎も角として、こちらが要望する事項への対応が遅く、ハッキリしない部分も多く、どちらに玉があるのかも分からなくなるような感じでしたので、どんどん気持ちが離れていきました。

最後は、プラン自体が成立しないことが「今更なの?」という段階で判明したため、「こりゃ、ダメだ」となった訳です。

 

逆に、パナホームやミサワホームは、当初は候補にも入っておらず、一応見ておくか的な感覚で後追いでスタートしたのですが、提案されたプランや対応の良さによって、候補としての順位を段々と上げていき、最終的には1位2位を争うに至った訳です。

 

ミサワホームは、顧客対応という意味では終盤まで1番だったと思います。

プランの提案も、最初からいきなり間取り図を作成するのではなく、こちらの考える全体像やコンセプト、要望事項等を十分にヒアリングした上で、事業としても最適と考えるプランを順を追って作り上げていくという方法でした。

最初は早く図面が見たいとか、こちらの要望とは違うものを勧めてくるのかなと思って戸惑いましたが、イメージができて実現性の高いプランを提案するためのステップだったのだと途中からは理解できました。

また、こちらが欲しいと思う情報も先回りして準備してあったり、お願いしたことは直ぐに調べて早ければ翌日には知らせて頂けたりしました。

兎に角、対応が早いことと、手回しが良いことが印象的でしたし、設計プランも他のハウスメーカーにはない独自性があって、建築家に近いものを感じました。

ただし、建築費の単価が高くなっていることに対して納得感のある明確な説明を頂けなかったことと、こちらが最後の最後で他社と迷っていることを伝えた段階で慌てて値引を積み上げてきたこと(客によって値引き条件を変えているということがあからさまになってしまった感)が、選べなかったことの大きな要因になりました。

私は、知人等がミサワホームで契約した事例を複数知っており、それらの好条件とはかなり違う提示を受けていたこともあって、その時点で既に不信感があったのも事実です。

これも、やはり最後のところで営業マンに対する信頼感を保持することができなかったということかなと思います。

 

一方、パナホームは、最初は何のイメージも情報も持っていないくらいのハウスメーカーでしたが、その存在感をみるみる大きなものとし、大躍進する結果となりました。

少しグイグイくる感じの営業担当Kさんには当初は戸惑いましたが、対応は迅速できちんとしていましたし、設計プランを何度も修正依頼しても、嫌な顔一つせずに直して頂けました。

若手なので経験が不足していると感じる部分は少なからずありましたが、その分直ぐに調べたり、訂正して頂けましたし、兎に角フットワークが良いのが好感が持てました。

設計プランもどんどんと良いものに改善していきましたので、これなら建ててもらいたいと思えるものを提案して頂きました。

最終的には、上司の方等も巻き込んで、「今決めなくていつ決めるの」、と思わせる提案をされたことで、決めるに至った訳です。

まんまと、してやられました。

でも、パナホームさんは一発で好条件を提示して頂いたので、快く決めることができたのは事実です。私は、駆け引きすることが苦手というよりも、駆け引きすること自体に嫌悪感があるので、客の出方を見ながら少しずつ値引きを積み上げていくような姿勢が見えると、とたんに気持ちが離れてしまいます。その点、パナホームさんは明快でした。

 

このように、最終的に選ぶか選ばないかの差は、結局は人の違いになるのかなと思いました。

いいものを、納得感のある明快な条件で、駆け引きなしに提案する営業マンに出会えるか、です。

 

今日も街を歩いていて、よく目に留まる積水ハウスや旭化成の一軒家や賃貸住宅を見て、こんな感じなら建ててもよかったかなと思ったりした時に、担当した営業マンが違っていれば、もしかしたら結果も変わっていたかもと思い、この記事を書こうと思った次第です。

 

既にハウスメーカーを選ばれた皆さんの決め手は、いかがだったでしょうか。

コメント欄に、ご意見などを頂けたらと嬉しいです。

 

では、また。