こんばんは。 ジュニパパです。
5番目の候補先は、スターツです。
■スターツを候補先として選んだ理由
スターツを選定候補にしたのは、建築家の先生とRC造の話をすすめる上で競合が必要と考えた際に、プレキャスト工法等でないRC造を手掛けるハウスメーカーは基本的にないため、どこかの建設会社から選ぶしかないという考えから、当てもなくネットで情報を探している過程でたまたま目に留まったことと、なぜか妻が知っている会社だったからという理由です。
■スターツの特徴等
スターツコーポレーションは、歴とした東証1部上場会社です。
元々は不動産屋からスタートしているので、純粋な意味では建設会社から創業している会社ではないですが、スターツCAMというグループ会社が建設会社として土地活用事業を担当しており、数多くの集合住宅を手掛けているようです。
独自開発の免振技術を売りにしているようで、見学ツアーの時には特に力を入れて説明していました。
他にもグループ会社では、ホテルや介護施設運営、金融・ファイナンス事業、出版事業等幅広い事業展開をしているようです。
■現場見学ツアー
現場見学ツアーは、本社からバスに乗って免振マンションやデザイナースマンション、コンセプト型木造アパート等の完成実例と免振装置の実例見学に加え、免振体験車を体験した後に、運営ホテルでの昼食会というコースでした。
豪華幕の内弁当に舌鼓を打ちながらプレゼンを聞き、営業担当者とも懇親を深めるという算段です。
■提案されたプラン
上記の通り、スターツとはRC造の相見積りをとる目論見でコンタクトした訳ですが、結果として最初に提案されたのは、木造(ツーバイフォー工法)の長屋建のプランでした。しかもラフな手書きの図面のみで、建築費の見積り等もない状態で。
最初からRC造の計画には無理があると判断しての提案ということであれば、鋭い分析力としかいいようがありませんが、RC造は無理があるという言い方はせず、収支計画を最適にするプランはこれですという提案の仕方でした。
こちらとしては全くの想定外でしたし、あまりにも魅力に欠ける図面だったのと、建築費の見積りや収支計画もない状態で何の判断もできないものを持ってきたことに呆れ過ぎて、その時は何も言えなかったのを覚えています。
その後、木造だとしても長屋建ではなく、オートロックのかかる共用玄関を備えた共同住宅建のプランを提案して欲しいと要望を伝えましたが、1ヶ月くらい経過した頃に、再度長屋建プランの製図した図面と一応共同住宅形式の図面の2プランを作成してきました。
長屋建プランは全く希望していないので見る気もおきませんでしたが、共同住宅建のプランもいわゆる片廊下形式の如何にもアパート然としてもので、こちらも一目で脚下したくなるようなものでした。
■選ばなかった理由
見学ツアーではそれなりに魅力的な物件を見せられていたので、少しは期待していたのですが、あまりの落差にプランの修正依頼をする気も起きませんでした。
共同住宅建のプランの自宅部分が1階だったので、それを3階に修正して欲しい旨だけを伝えたものの、その後先方からコンタクトしてこない期間がしばらく続きましたが、こちらも放置していました。
2ヶ月位経過した頃にやっと連絡がきましたが、その頃には既にこちらの気持ちが固まりかけていたので、当然のことですが、今更ということで終了させて頂きました。
何とも締まりのない終わり方でしたが、一体どういう営業方針の会社なのか、わかりませんでした。
担当した営業マンの個人的な問題なのかもしれませんが、顔も忘れる位音沙汰のない営業スタイルには驚きです。
少々辛辣な言い方になってしまったかもしれませんが、やる気のない営業マンに対し所属部門や会社が何も管理していなかったということは事実ですので、反省を促す意味でも、あえて厳しい表現をさせて頂いた次第です。
ということで、スターツさんともご縁がありませんでした。
では、また。