こんばんは。 ジュニパパです。

 

賃貸併用住宅を建てることになったきっかけ”や“賃貸併用住宅のコンセプト”にも書きましたが、これから建てようとしている家は賃貸併用住宅です。

今回は、私達がこの半年間に比較検討したハウスメーカーや建築家、建設会社を総括的に紹介したいと思います。

 

賃貸住宅や賃貸併用住宅を建てることを想定した場合、半年前に私達の中でまず思い浮かんだのは、以下の3社です。

 

積水ハウス=シャーメゾン

大和ハウス工業=D-room

旭化成ホームズ=へーベルメゾン

 

この3社は、テレビCMや新聞・雑誌の広告でもよく見かけることが多く、注文住宅メーカーとしての知名度はもとより、賃貸住宅のブランドとしても認知度の高いハウスメーカーグループだと思います。

3社とも賃貸住宅としては鉄骨造を提供していますが、「旭化成」は重量鉄骨造のみ、「積水ハウス」と「大和ハウス」は重量鉄骨造と軽量鉄骨造の両方を提供しているようです。

まずはこれら3社の完成物件や展示場を見学することからスタートしました。

 

次に思い浮かんだのは、ハウスメーカーではなく、建築工法として鉄筋コンクリート造(=RC造)です。

RC造にする場合、ハウスメーカーにもプレキャスト工法等で提供しているところはありますが、私達は建築家に依頼してみるのもありなのではと考えました。

たまたま、建築家を数人集めて展示するイベントを告知した新聞の折り込み広告が目にとまり、建築家が賃貸併用住宅経営を指南するセミナーが開催されるとのことだったので、参加しまてみました。

セミナーの講師である建築家は、ご自身で個人の建築士事務所を経営され、賃貸住宅や事務所ビル等の設計で実績のある「一級建築士」の先生でした。

 

同じくRC造を想定した場合、建設会社へ直接相談してみるのもいいかなということなりました。

といっても、当てがある訳でもなかったので、色々とネットで調べているうちに、なんとなく「スターツ」の見学ツアーイベントに参加することにしました。

スターツは、建設会社から創業というより、不動産会社からスタートして程なく建設会社も設立し、現在では不動産関連事業の他にホテルや介護施設、出版まで結構幅広い事業を手掛けている企業グループのようです。

ピタットハウスというブランドでも認知されているかと思いますが、グループ会社のスターツCAMという建設会社が賃貸住宅等の土地活用事業を担当していて、独自開発の免振技術に定評があるようです。

ただ、スターツからは結局RC造ではなく、木造を提案されることになります。

 

物件の見学等をスタートしてから2ヶ月程経った頃に、日経新聞に、「パナホーム」が低層階マンションを数多く手掛けていて、4~5階建てではトップシェアという記事を見つけ、それ以降パナホームの広告が目にとまるようになり、とりあえず展示場に見学に行ってみようということなりました。

 

この頃になると、既に賃貸併用住宅の方向で固まりつつあったため、見学と同時に、要望書を渡してプラン提案の依頼もしました。

 

一方、スターツから提案された木造賃貸住宅が「あり」ということならばということで、またハウスメーカーに戻り、賃貸住宅にも比較的力を入れているであろう以下の2社にも、資料請求や見学の申込、プラン提案の依頼をしました。

 

ミサワホーム

住友林業=フォレストメゾン

 

「ミサワホーム」は木質パネル接着工法、「住友林業」はツーバイフォー工法での提案です。

住友林業は、専用住宅ではマルチバランス構法や白鵬のCMでもお馴染みのビッグフレーム構法が有名ですが、賃貸住宅では事業収支を優先することが要求されるからでしょうか、比較的低価格で提供できるツーバイフォーが一般的なようです。フォレストメゾンのブランドで賃貸住宅を展開しています。

ミサワホームは、賃貸住宅においてもかなりの実績があるようです。

 

木造ということでは、他にも住友不動産が賃貸住宅を数多く手掛けているようです。

大手ハウスメーカーの中では比較的リーズナブルな価格帯のようでしたし、妻は住友不動産の外観デザインが好きなようでしたが、私的にはあまりピンとこず、結果として検討対象には入れませんでした。

 

そして最後は、「トヨタホーム」です。

これは知り合いの伝手です。

私達は実際にトヨタホームの物件を見たこともなく、住宅展示場でもあまり見かけないため(トヨタのお膝元である愛知県では圧倒的なシェアのようですが)、全くの想定外でしたが、知り合いから是非とも提案させて欲しいとのことで、最後の最後で滑り込みました。

トヨタホームは、軽量鉄骨造での提案です。

 

以上が、我が家で比較検討した9社です。

9社と打合せしていると、どこといつ何を喋ったのかぐちゃぐちゃになったりします。

ですので、家に帰ってから簡単な記録を残したりもしていますが、それでも分からなくなりますね。

 

もう一度まとめると、コンタクトした順に以下のとおりです。

 

  1. 旭化成ホームズ=重量鉄骨造
  2. 積水ハウス=重量鉄骨造
  3. 大和ハウス工業=軽量鉄骨造
  4. 建築家=RC造
  5. スターツ=木造(ツーバイフォー工法)
  6. パナホーム=重量鉄骨造
  7. ミサワホーム=木造(木質パネル工法)
  8. 住友林業=木造(ツーバイフォー工法)
  9. トヨタホーム=軽量鉄骨造

 

各社に対する印象や感想を、各3行にまとめると、こんな感じです。

 

1.旭化成

遠くからでも一目でわかる「ヘーベル」コンクリート。耐震性、耐久性、耐火性は天下一品。

営業マンもよく教育されていて、如何なる質問にも淀みなく答えるも、積極性はイマイチ。

モノがいいのはわかってはいるけど、なんか物足りない。

 

2.積水ハウス

建物をなんとなくカッコよく見せる技は流石トップメーカー、その分お値段も超一級品。

営業マンも紳士的でスマートだけど、打っても響かず、痒い所に手が届かない営業スタイル。

出来ないものはできない、って早く教えてよ。てか、もっと勉強した方がいいと思います。

 

3.大和ハウス

会社は急成長で業界トップの企業規模!でも、営業マンは大変そう。

戸建ては積水ハウスの影を追うも、雰囲気は追いつけてない感じ。 だけどリーズナブル。

高度に工業化されていて分かりやすく、デザインにこだわりがない人には打って付け。

 

4.建築家

建築家の作品は、本物感が半端ない。ハウスメーカーとは別格のもの。純粋に憧れる。

でも、やっぱりお高い。 建てた後も、維持費が掛かりそう。

建築家×RC造は、相当の覚悟とお金が必要。庶民には敷居が高かった。

 

5.スターツ

何だか、よくわかりませんが、独自開発の免振技術は凄いみたい。

やる気のなさでは、業界トップ級? 営業さんの顔が思い出せない。

多角化で急成長して、上場もしたけど、街の工務店レベルから抜け出せてないか。

 

6.パナホーム

重量鉄骨×キラテックタイル×Panasonic の組合せは最強 !?

少しグイグイくる感じの営業スタイルは好みが分かれるも、バランスの良い積極性。

じっくり付き合えば、良さが伝わる。選んだ欲目で、褒めるしかない。

 

7.ミサワホーム

設計のオリジナリティが高く、デザインへのこだわりは一級品だけど、お値段も結構高い。

顧客対応力は業界トップか。 打てば響き、客の要望を先回りする営業スタイル。

でも、最後の詰めが甘かった。残念です。

 

8.住友林業

木の家と言えば、住林さん。 白鵬のCMは、すこぶる頑丈そうで、なんか良さそう。

でも、ツーバイフォー×サイディング外壁を勧めるのは、なんか違う。

計画地の適用条例くらいはちゃんと調べてから設計しましょうよ。

 

9.トヨタホーム

何に特徴があるのだろう? トヨタは凄い、ってところだろうか。

鉄骨の品質や塗装技術は万全、見えない部分の安心感。 長期保証しちゃいます的な。

でも、間取りは自分達で考えるべきでしょ。 設計士いないのかな。

 

次回以降は、各社について、選定のポイント等をまとめていきたいと思います。

 

では、また。