このシリーズの中でも特に、ブロッサム・グッドチャイルドさんの配信は想い出深い感があります。そうでしたか? 豪州移民のためご結婚という策を講じたんですね。確かに、婚姻という策で移民する手は私も以前、手段として口にしただけでも今の妻から叱責を受けたほろ苦い記憶が甦ってきました。忘れてしまったようでも、言動の記憶って、シッカリと刻まれているのだなと、ふぃに想い出して改めて驚きました。無意識に入った記憶こそ、思いがけない瞬間に蘇ってくるものなのだろう。すると、なおさら試験のために暗記する勉強の不合理性がいかほどか知れたものだと気づく。

太陽フレアの問題は、昔、母校の中学校で担当した理科の教育実習で割り当てられた単元で「太陽定数」を実際に実験で計測して教材化して以来、ずっと関心を持ち続けてきました。当時のカリキュラムとして自分自身が中学時代に教わってなかった項目だったことも手伝って惹きつけらえたのだろうと思います。知らないからこそ、興味を募らせたのは事実で、知らないことが「知りたい」の源泉になるのだと感じます。

 

(出典:秋岡眞樹(編著)太陽からの光と風、技術評論社)

私が担当したクラスは「丙午」の生まれで生徒数が少ないという説明を受けました。1966年生まれの丙午だとすると、私が教育実習した年と符合します。当時の教え子も今年で58歳になる年代と知り、我が身もまさに「光陰矢の如し。少年老い易く、学成り難し、一寸の光陰軽んずべからず(朱熹*1)」の通りだと感慨深く感じ入ります。

*1,朱子学の創始者(1,130ー1,200)で、当時の政府の不正と闘っていたらしい。

 

英語の学問名称のつけ方は、その語尾に学問特性を感じます。今回の話題であれば、Astronomyは「天文学」で全て計算で予測できる世界、Astrologyは「占星術」で、天体の運行から運気を読んで解釈する世界。私の専門領域では、Ecologyが「生態学」で生態系の中の生物群集同士及び環境との因果関係を探る学問であり、Economicsが「経済学」で人間社会のおけるお金の動力学を解析する学問となります。

このように英語の言語体系には「名は体を表す」特性があるのに、そこへの言及した説明が余りにも乏しい気がして残念でなりません。今後、何とかして行きましょう。