❏ ワクワクの感覚は天にも昇る魔法
「ワクワク」って、何と素晴らしい日本語が持つ語感なのだろうか。英語の持つ excited とか exciting では「ワクワク」の持つ意味を超えることができないのではないかと私には思える。日本語の音を反復した畳語で、まるで呪文のような不思議な働きを秘めた言葉だと感じる。その「ワクワク」をエササニ星人(何と宇宙人ではないか?)のメッセージを米国人のダリル・アンカは受け取り(まるで恐山のイタコみたいではないか?)、我々に伝えてくれる。バシャールは、まるでアニメ『涼宮ハルヒ』シリーズの世界をリアルに彷彿とさせるので、実に面白い。真偽の程は別にして、彼のメッセージには知性に富み、時代を先取りしているように思える。
 
    ↑日本人へ向けたメッセージを取り次いだDVD2巻(2012年)
 
どれほど前のことになるのだろう、YouTubeでバシャールの動画を偶然のことから見つけた。両手を印契(私は密教の修行経験がある)のごとく組み、瞑想するように堅く両目をつぶり、明らかに声も口調も、ダリル本人の地声とは異質になる。口から放たれる英語の音声は実に力強く、聞く者に強く訴えかけるメッセージ性を持つ。内容とは別に、この話し言葉の秘めたる伝達力を知って貰いたく、生徒たちに視聴を勧めたことが多い。他の英語教材の比ではないからである。生きた言葉の持つメッセージ性は文字面だけではなく、語彙や文法の正誤でもない。いかに話し手のメッセージ性を高めていくのかが勝負であると、実感できるのである。
 
そのバシャールのメッセージで最も頻度が高く、重要なのが、この「ワクワク」なのだ。まるで日本人こそ受け取る資格が優先されるのではないか、と思えるほど「適語」であると感じる。ワクワクした感情が伴った生き方や行動は、良い展開を見せ、良い結果へ導くと語られる。
 
❏ シメシメの心持ちは地へと堕ちる呪い
対して、バシャールは触れていないが、「ワクワク」と悪い意味で「対」になりそうな日本語が、私はシメシメだと気づいた。例えば、悪事を働いて、バレない状況を的確に示す日本語、それも畳語は「シメシメ」だと思う。相手を騙す、苛める、けれどもバレない。誤魔化せる・・そんな状況下に置かれた狡い心根を表現するのにピッタリの言葉だと思う。恐らくはバシャールは知っているのだろうが、敢えて良からぬメッセージを届けていないだけのように思える。私は、通信制高校という問題を抱えた生徒が集まってくる学校へ降りてきてみて、それまで見えなかった暗闇を覗く気がしている。そして、そこに潜み隠れている心根の首根っこを掴まえた。それが「シメシメ」であり、その正体を見極めると魑魅魍魎とした虫螻のごとく感じたのだ。個人の運気を下げ、世相を汚す要因と思う(虐めや無視、天下り、パワハラなどが該当する)。
 
通信制高校の生徒は意外と利発であり、多才である。優れた学業成績を収め、進学校へ進んだ生徒の方が「鈍くさい」のではないかと思えることがある。なぜ、このような矛盾が生じるかと言うと、むしろ彼らは小学校まではハキハキとして、積極性を見せていたのだと想像できる(ヒアリングすると、該当しているらしい)。それが中学へ上がるやいなや、中間試験の洗礼を浴び、ペーパー試験で評価される体制に変わる。その容赦のない変節の責任は学校教育で客観性という美名の下で、安直な評価を選んだ学校や教員側に(無責任な)責任がある。
 
では、不適合だった生徒側に何ら問題がないのかと言うと、ここで評価システムが極が逆転するように急変化する前、すなわち自分が明朗で快活であると高く評価されていた時期に、逆の位置にいたであろう鈍くさい生徒たちをどう思ってきたのかが問われる。そこで一縷にも、鈍くさいと見下した生徒たちを思いやる心根があったのか否かを、私は問い掛けたいのだ。ここから先は、多くを語る必要はないのではあるまいか? 立場が逆転していったのである(竹内)。
 
追記:フェアーでないので、私自身についても語っておこう。私自身は、どちらかと言えば、鈍くさい組であった(大学を卒業する頃までは悠に)。だから中学へ入ってからは、試験で得点が稼げた方だから有り体に言えば「得した」組である。しかし、問題はこれからだ。私は唯の一度も、試験で高得点が採れて嬉しいと思ったタメシはない。子供ながらに小学校時代の成績の付け方との変節を捉えて、何と不合理な食い違いを見せているのだろう・・と醒めていた。だから学校の成績には、全く振り回されなかった。良くても悪くても、くだらないと思った。人を成績で見る・・という考えそのものが、私は受け入れ難かったし、今もなお、入学試験も含め試験には大した意味がないと思っている。従って、それに振り回されている大人も子供も愚かに思える。好きなことをして、能力を伸ばして、そこで手の届く世界に満足して果たして何が問題があるのだろうか? 己に見合わない高い地位や給料を無理して得て、息苦しくはないのだろうか? 私に関しては常に、アンダーエスティメイト気味だったから余裕もあり、ラクで楽しめる人生である。