訳読地獄から抜け出した女子生徒の続報です。
■どの科目も「探究学習」は成立
多読演習や国際理解を授業している青年海外協力隊OBで、数学/情報処理担当の森田先生が窓口となり、大阪校で英語の絵本を翻訳するプロジェクトを今日から着手しました。
早速、登場人物について謎が生まれ、あれこれ仮説が唱えられていました。絵本を前に、いろいろと謎に包まれては、考えさせられる。でも、読み進むうちに謎が解決していくダイナミズム。
これで結構です。私から見て、謎に対峙していく姿勢は、科学の「探究学習」と何ら変わりません。このような「なんだろう?」センサーを作動させるスイッチが普通の授業では期待できません。手にしているのは今日、届いた英語の絵本です。これは、コケムシみたく謎を秘めた生き物を前にしている時と何ら変わりません。本来、あらゆる科目で探究活動は成り立つのでしょう。
■Google検索で英語圏へワープ
彼女の絵本の読み進み方は、以前のような英語訳読ではありません。疑問が生じた場合、今の彼女は近くのパソコンでGoogleにアクセスして、気になる英語表現が英語圏でどんな文脈で使われているかを確認している様子です。これは、ネット上で流通しているナマの現代英語に触れることでもあり、(文字がベースなだけで)仮想的に留学している状況と大差ありません。
ベストは傍にネイティブが控えてくれていることですが、それが叶わない今、気に掛かっている英語表現がGoogle上で、文脈の中で使われている英文を見る学習は、通常の英和辞書を引いたり、文法書を調べたり、翻訳ソフトを使うより、比較にならないほど生きた英語が往来する交差点に飛び込む感覚です。
検索したリストから特定の英語表現を選び出し、繰り返し眺めるだけでも「英語と接している」ことに他なりません。このような英語学習方策は余り知られていませんが、学校英語から脱却し、日本人離れした現代英語に馴染めるようになる近道だと言えるでしょう。
願わくば、彼女が作家になる第一歩となることを祈ります。大学は、その夢に至る通過点です。学習支援や進学対策では順序を間違えています。その結果、「真の力」が育成できません。これは「人が育つ」ように教育がデザイン(設計)されているか否か、学校教育の成否を分かつ分岐点となる要所です(竹内)。

英語絵本の翻訳に取り組む暮田佳薫さん
■どの科目も「探究学習」は成立
多読演習や国際理解を授業している青年海外協力隊OBで、数学/情報処理担当の森田先生が窓口となり、大阪校で英語の絵本を翻訳するプロジェクトを今日から着手しました。
早速、登場人物について謎が生まれ、あれこれ仮説が唱えられていました。絵本を前に、いろいろと謎に包まれては、考えさせられる。でも、読み進むうちに謎が解決していくダイナミズム。
これで結構です。私から見て、謎に対峙していく姿勢は、科学の「探究学習」と何ら変わりません。このような「なんだろう?」センサーを作動させるスイッチが普通の授業では期待できません。手にしているのは今日、届いた英語の絵本です。これは、コケムシみたく謎を秘めた生き物を前にしている時と何ら変わりません。本来、あらゆる科目で探究活動は成り立つのでしょう。
■Google検索で英語圏へワープ
彼女の絵本の読み進み方は、以前のような英語訳読ではありません。疑問が生じた場合、今の彼女は近くのパソコンでGoogleにアクセスして、気になる英語表現が英語圏でどんな文脈で使われているかを確認している様子です。これは、ネット上で流通しているナマの現代英語に触れることでもあり、(文字がベースなだけで)仮想的に留学している状況と大差ありません。
ベストは傍にネイティブが控えてくれていることですが、それが叶わない今、気に掛かっている英語表現がGoogle上で、文脈の中で使われている英文を見る学習は、通常の英和辞書を引いたり、文法書を調べたり、翻訳ソフトを使うより、比較にならないほど生きた英語が往来する交差点に飛び込む感覚です。
検索したリストから特定の英語表現を選び出し、繰り返し眺めるだけでも「英語と接している」ことに他なりません。このような英語学習方策は余り知られていませんが、学校英語から脱却し、日本人離れした現代英語に馴染めるようになる近道だと言えるでしょう。
願わくば、彼女が作家になる第一歩となることを祈ります。大学は、その夢に至る通過点です。学習支援や進学対策では順序を間違えています。その結果、「真の力」が育成できません。これは「人が育つ」ように教育がデザイン(設計)されているか否か、学校教育の成否を分かつ分岐点となる要所です(竹内)。

英語絵本の翻訳に取り組む暮田佳薫さん