スーパーサイエンスコース(SSC)では、理科室がある旨みから「実験科学」を基調としていますが将来、入学して来る生徒のため対象とする範囲を拡大する方針です。

今回、某大学の入試説明会へ出席することを決めたことから「地理学」まで含めることにしました。実は、私(竹内)自身、理学部・地理学科に3年間も在学したことがありました。だから地理学科の学部生として地理領域の卒業研究をしていないだけで、少なからぬ講義・演習、巡検を体験してきました。

私自身、行政実務(技術職)の職務経験もあり、国際協力や経済移民として海外経験もあります。また、地域の公益活動に多少、貢献したこともあります。これらのことから高校レベルで求められる地理学の「探究学習」にも対応できるだろうと今回、決意した次第です。

ちなみに昨年度、やや実験系寄りですが、「文理」の境界線上にある環境系学科のAO入試で「課題論文」の指導を試みて合格へ導いた経緯があります。それをもう一段、人文地理学や計量地理学の領域に迫るテーマまで対応する準備を進める所存です。



今後、SSC専用のホームページも生徒(1年生の西田龍朗くん)の協力で今日、雛形ができました。いずれ詳細をアナウンスできる日が来ると思います。

日本地理学会でも高校生向けに研究発表の場を設けていることが今日、調べてわかりました。ここ数年間の新しい動きです。既に、農芸化学会、陸水学会(支部会)でも高校生のセッションを設けて高校生のうちから「探究学習」の成果を発表する場が整備され、新しい流れは明確です。

これまでの高校教育が「大学受験」だけを焦点を当て、高校課程が大学入学者選抜のために適合していたという設計が、どう贔屓目に眺めても異常事態でした(OECDから久しく指摘されてきた問題)。高校が「大学入学後に使う学力(アカデミック・スキルズ)付与」を標的にしていなかったのです。

わが国の若者の英語力だって大学入試時がピークで、入学後は急降下を辿る・・という事実も教育が機能していない=機能させるための「設計思想」がない=現実を示唆していました。高校課程と受験産業とで「二重投資」されていた日本社会が、実は「着太り」経済だっただけです。

そこに気づいていた私は高校生では発言する立場も発言しても聞いて貰える目処もありませんでした。しかし、こうして教育に携わっている現在、そうでありません。むしろ博士号まで持っていて社会の欠陥に対して、発言しない方が不誠実な大人で終わると自覚しているつもりです。

私の主張が率直過ぎてお聞き苦しい方は上記の私の想いに免じ、どうかご容赦下さい(竹内)。