東都新聞記者の京子は、さっぱりした性格の持ち主だがすこしアホなところがある、京子は1時間ほど取りとめない雑談をして帰っていく。あいつもかなり、ストレスが溜まっているらしく、言葉の端はしにそれが滲みでていた。綺麗な女性だが俺にとっては貴重な情報源だ。
京子と関わることになる事件が3年前に起きた、東京オリンピック2020が開催された半年後コロナが国中に蔓延し、国民の20%が死亡ワクチンの供給がうまく行かず、感染者が全国で15万人に増える、犯罪も増えていったが、政権も秋の総選挙で自有党は惨敗し政権交代が起き共産新党が政権の座につく。
半年後、省官庁の局長クラスの高級官僚たちが次々と逮捕される、その数100名以上になる、罪状は隠されたまま簡易裁判で99%有罪の判決がおりる、さほど世の中混乱することは無かったがマスコミも無視を決め込んだ。
其の年、引退した元自有党党首の神埼が殺される、爆死だった、家族も巻き添えになり全員亡くなるという大事件に警視庁は異例の人員を捜査に投入。
数日後、各マスコミに元自有党の閣僚達に犯行声明と脅迫状が届く、警視総監は異例の記者会見を開きテロ事件の早期解決を国民に約束する。
だが、1周間で元閣僚が5人殺された、殺害方法は拳銃弾、警視庁はフル動員で捜査に当たった、だが指揮系統がズサンで進展は無く、警視総監は辞任に追い込まれた、原因は警察官僚の大部分が古い体質のまま生き残っていたのだ。
京子は神埼元総理大臣のテロ事件を追っていて、情報を得るためにかなりヤバイ連中と関わっていた、俺は彼女に危険だから彼等とは関わるなと何度も忠告したが無駄だった、数日後京子は何者かに拉致された。
2週間後彼女はとある公園のトイレで発見された、俺はすぐに病院に駆けつけたが、身体的にはかすり傷で済んだが精神的に壊れていた、元に戻るまで1年を要した。
