子どもの「語彙力」には注目した方がいいと思います。

なぜなら、
語彙力がないと、ちょっとした嫌なことが起きただけでも、すぐ「最悪だ」とか「終わった」、「ぶっ殺す」などと言います。

ちょっと問題を間違えただけなのに、
ちょっとミスしただけなのに、
たまたま上手くいかなかっただけかもしれないのに、
「あぁ〜、もう終わった」「もうダメだ」などと言います。

口にしている本人からすると、発する言葉なんて、そんな重要なことでもないとだろと思っているでしょうが、周りの親達や大人達からみると、口癖のように、条件反射のように、ネガティブな発言やガラの悪い言葉ばかりを使う子は「なんて口の悪い奴だ」なんて誤解されます。

スポーツでは監督からネガティブな奴とか口が悪いやつだと思われたら、チームに悪影響を及ぼす可能性があるので、まず試合などでは使われないでしょう。

とにかく、ちゃんと自分の気持ちを伝えられないと、
いいイメージを与えることは、まずないです。

ましてや、このままの口癖が治らないまま大人になると、いつもちょっとしたことで「ヘコむ奴だな」「ネガティブな奴だな」と仕事の評価は爆下がりだと思いますし、私の周りにもこういった大人はたくさんいます。

どうしたって、仕事を一緒にしたいとか、仕事を任せたいなんて思いません。

これは、自分の感情や考えをしっかりとした表現を伝える力が足りないのだと思います。
「最悪だ」「もうダメだ」なんて、もっと他にいくらでも表現の仕方があります。

仮に嫌なことが起こったら、
その出来事がイヤ度MAXが100としたら、100のうちどれだけ嫌なことなのかをちゃんと整理する。

80なのか50なのか30なのかでイヤさのレベルは全然違う。
相手に伝える方法や表現方法、口に出す言葉も変わってくる。

「ちょっとした災難だったな」とか、
「ちょっとミスったな」とか、
「だいぶ甘く見てたな」とか、
他の表現を探してみる。

語彙力を鍛えて、いろいろな表現方法を学び、使いこなすことが大切だと思います!