「燕尾服の尻尾って、なんだろなぁ〜」
黒い燕尾服
ツバメのようにシャープなしっぽ
艶やかな黒は、昌のスタイルをますます際立たせる
目の前には、机からはみ出しそうな長い足
頬杖をつく横顔が、なんだか気怠げにも見えて
昔の貴族が自分の領地をよりよく治めるために、悩んでる姿みたい
実際は白のTシャツにハーフパンツだけど
「またなんかやってる〜」
広い背中におぶさるように抱きつく
「もうちょい…」
パソコンの画面を覗き込んでも何やってるかわからないけど、途中だから構えないってことか
「んんん〜」
背後から左手を肩に回し抱きしめ、右手を襟元から忍び込ませる
「おいっ!待てって。こらっ!」
そのまま撫でまくろうとしたら、慌ててマウスを離した昌の手に捕まえられ出されてしまう
そのままおぶさるように抱きついている
「ねぇ、燕尾服って艶光りする黒がいいよね」
「…当たったのか?」
「んふ、うんっ!」
今日は昌のミュージカルTOP HATの当落発表日
私は前回全落ちで凹みまくったから、今度こそは!と気合を入れていた
「…いつ?」
「内緒〜」
んふふ
燕尾服の昌を観れるんだよ
真っ黒の燕尾服は、昌のためにあつらえたとしか思えないだろうな
黒絹の襟元
真っ白なタイ
黒と白の正装
「昌〜」
いつのまにか私は椅子に座る昌の膝の上に座らせられている
「燕尾服、今度着て見せてよ」
きっちりと襟元まで着飾ったストイックな昌を
脱がせてみたいんだもーん!
「お前…なんか嫌だな」
おぅっ、つい興奮してしまった
「えへ。嫌だなんて言わないで、お願いっ」
昌を見上げるように目線を合わせ、小首を傾げる
「…あざといぞ」
「お願い」
根くらべ
「…終わったらな」
「やったぁーっ!」
甘えられると弱い昌
あざといってわかってても、あらがえない昌
今までの彼女にも優しかったんだろうな
なんて考えてムカついて
「昌っ!」
「んわぁっ!」
そのまま唇を押し付け、おそってしまった
冬には燕尾服昌を襲うっていう野望を胸に(笑)。
昌、舞台頑張ってね!
終わり
そーゆーわけで、TOP HATを観に行けることになりました(≧∀≦)
私が観たい!と思ってた内容ドンピシャ!
今から楽しみすぎるぅ〜っ(*≧∀≦*)
私も正装で行くべきか⁈
楽しみ楽しみ楽しみー!