すべすべとした感触を味わいながら、背中をゆっくりと撫であげる

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・ん?」

 

 

「もうっ!!」

 

 

背後に手をまわされ、掴まれる

 

 

「ふざけてないで、行かなきゃでしょ」

 

 

反対の手で、胸をぐいっと押される

 

 

「つけてないの?」

 

 

ホックをはずそうと思ったのに、何もなかった

 

 

「・・・寝るときはつけないのっ」

 

 

あ~そういうものか

 

 

俺が来るってわかる前に寝てたから、いわゆるノ-ブラ・・・

 

 

「ニヤニヤしないっ」

 

 

「んふふっ」

 

 

いいこと聞いちゃったな

 

 

今度夜に突然訪問したとしたら、まず確認だな

 

 

「ニヤニヤしてもかっこいいって、ずるいよね」

 

 

「ん?そう?」

 

 

自分の顔だからはっきり言ってよくわからない

 

 

濃いいなとは思うけど、もうおじさんだと思うし

 

 

でも彼女がかっこいいって言ってくれるなら、この顔でよかったと思う

 

 

「○○は寝起きでも寝顔でも、いつでもかわいいよ」

 

 

ちゅっ

 

 

言い終わって、反論は許さないってことで、口をふさいだ

 

 

ちゅっ

 

 

「ふふふっ」

 

 

ちゅっ

 

 

「もうっ」

 

 

ちゅっ

 

 

「くすくす」

 

 

ちゅっ

 

 

 

「あ!もう本当に行かないとっ!」

 

 

 

・・・・・・やっぱり現実的な彼女