危なかった
背後から
俺の髪を洗ってくれる彼女の
その
胸が
背中にあたりそうであたらないという
焦らし?!というような状況に
俺の全神経は背中に集まってしまい
非常にやばいことになってしまいそうだった
手早く体を洗い
集まってきそうな熱を振り払うかのように
冷たい水を全身に浴びて出る
「あ、准君」
出てきた俺を見つけ、麦茶を入れたグラスを差し出してくれる
「ビ-ルのほうがよかったかな?」
俺のTシャツを着て手に持ったグラスを見つめるしぐさがかわいすぎて
ちゅっ
下からすくい上げるように軽くキスをしてしまう
「准君・・・」
嬉しそうにはにかむ笑顔がうれしくて
岡「ありがと」
麦茶を受け取って一気に飲んでしまう
ふと見ると
彼女の髪はまだ濡れたままだから
岡「ここ座ってて」
そう言ってドライヤ-を取りにいく
言われたまま座っていた彼女を
背後から抱え込むように座り
ドライヤ-で乾かしだす
くすぐったいのか
肩をすくめるから
その肩先のシャツを少しひっぱって
ちゅっ
岡「ふふっ」
キスを落とす
岡「いちゃいちゃってこういう感じでいい?」
「・・・うん」
顔を下に向けた彼女の耳と首筋がみるみる赤く染まっていく
柔らかな髪を手でわしゃわしゃしながら乾かしていくと
「准君~からまっちゃうよ~」
抗議の声があがった
だからドライヤ-をとめて
手櫛でささっと整えてみる
岡「大丈夫だよ」
彼女は自分でも触って確かめてみて
「本当だ~。いつもなら絡まっちゃうのに。准君ちのトリ-トメントがいいのかな?」
そんなことを言いながら髪を指でとかしている
その指先を捕まえて
ちゅっ
岡「まだ・・・・乾ききってないよ」
指先がびくっとして
どうしていいかわからないかのようにかたまっている
握っていた指先を離すと
そのまま自分の胸元に抱え込む
岡「ほら、乾かしちゃおう」
そしてまたドライヤ-を続ける