やっと過ごしやすくなってきた。
数日前までは会社に行くまでに汗で化粧が落ちちゃうぐらいだったのに。
季節の変わり目って突然ページをめくるようで不思議に思える。

そんな季節の中、最近筋肉に興味があるのです。
そう、筋肉(笑)。
体重を気にするんじゃなくて、脂肪を気にするというか。
体重減っても体型が…な年頃になりつつあるので^_^;。

ほら…やっぱり隣にいる彼を見ると嫌でも自分の体の怠けっぷりが目の前に突きつけられるというか( ̄Д ̄)。

でも何からやろうか…やるべきか…。
とりあえず腕立て伏せもできない状態なので、無理はしないで…となると…う~ん。

仕事から帰って家でゆっくりお風呂につかり、いろいろと考えていたら電話が鳴った。

「も、もしもし。」

岡「今、電話大丈夫?」

耳が痺れる魅惑の低音。
彼からだった。
電話は耳元で喋られてるようでドキドキしちゃう。

「大丈夫で…大丈夫!」

敬語セーフッ(;^_^A。
敬語使わないように言われてるけど、気をつけないとすぐ使いそうになる。

「ん(笑)。」

この「ん。」ってやばいんだよ~\(///)
柔らかな低音でしっとり耳元で言われたら…撃沈。顔火事発生~。
顔の見えない電話でよかった。

「用事はないんだけどね。今日は少し早めにあがれたから。」

早めでこの時間なんだ…やっぱり主役は大変なんだなぁ。

「お疲れ様でし…ね?」

またまた敬語を使いそうになって慌てる。

岡「でし…ね?(笑)」

忍び笑いが聞こえてくる。
だから急に敬語なしはハードルが高いのにーっ。


「お疲れ様!(///)」

今のやりとりで体力使ったよ…。

「ん。ありがと。」

言葉に暖かさって乗せられるんだね。
短い一言で私の心がホカホカになっちゃったよ。

最近時間がなくて本が読めなくてストレスたまってる、とか、朝はやっぱりヨーグルト食べてる、とか(笑)、無口な岡田さんが話してくれる。

私も仕事で面白かったお客様の話とかしたら、彼はクスクス笑ながら楽しそうに聞いてくれていた。

「そういえばちょっと聞きたいことが…。まったくない人に筋肉ってどうやったら出来るのかな?」

岡「急にどうしたの(笑)?誰かに聞かれたの?」

「違う…私が筋肉つけたくて」

少しの沈黙の後、返事が返ってきた。

「…○日が久しぶりに午後オフなんだけど、うちくる?」

なぜそうなるのかわからないけど、おうちに誘われるのってそれだけで嬉しい(///)。
家にほとんど人をあげない彼だから尚更。
自分のテリトリーに向かいいれるっていうのは…心をゆるしてる証拠…だよね?

慌てて手帳を確認し、予定なしでガッツポーズ!
なるべく平静さを装って答えた。

「午後予定ないから行けるよ。」

岡「13時すぎなら大丈夫だから待ってるよ」

と言って電話は切れた。
結局筋肉がどうやったらつくか教えてくれなかったなぁ。
しょうがないのでまたネット検索しだした。