吉田のうどん | JUN-GMCオフィシャルブログ Powered by Ameba

吉田のうどん

こんばんは。お元気ですか?

先日、といってもかなり前ですが、山梨県は富士吉田へ伺ったさい、念願だった名物のうどんを食しましたので、ここにご紹介します。

山梨と言えば"ほうとう"が有名ですが、富士吉田市では"うどん"です。山梨は粉ものすきなんですね。市内に無数にある"吉田のうどん"を提供する店、そこで出される、いわゆる"吉田うどん"とはどんなものか。ご紹介しましょう。

今回伺ったのは富士吉田署近くの"美也川"というお店。偶然通りかかって、昼時ということもあったし、もともとうどん食べて帰るつもりだったので、迷わず入店した。

まず店構えはこんな感じ

JUN-GMCオフィシャルブログ Powered by Ameba

のれんをくぐり中へ入ると、普通の一軒家の居間。そこで食べる感じ。不思議でしょ。富士吉田では普通みたい、ほとんどの店がそうなんですって、江戸の昔から民家の居間でうどんを出していたみたいです。

昼時。でも12時前にもかかわらず店内は混んでいた。が待つことなく席につき、肉うどん350円(たしかそれくらい)を頼みしばし待つ。

実は私粉もの大好き、麺類大好き人間を名乗ってはいるものの、うどんはあまり食べません。なんか東京のうどんのコシがなくつるつるといく感じが好きじゃないのです。でも高松で讃岐うどん食べた時は衝撃だった。後述しますが弾力がよかった、口に食いつく感じでね。そしてこの吉田のうどんにはこれまた違ったコシがあるのだ、それが特徴で俺大好きなのです。え?はじめて食べたんだろ!って声が聞こえてきそうですが、実は八王子に吉田スタイルのうどんを提供する店があるのです。今度紹介しますがここもホント旨くて、ここからファンになりました。

そうこうしていると、おばちゃんがうどんを運んできてくれました。湯気が激しく立ち上っています。

JUN-GMCオフィシャルブログ Powered by Ameba

写真は七味唐辛子をふりかけたとこですが、どう?うまそうでしょ。まず上に乗っているものだけどこの肉は馬の肉だね、そんでキャベツがのっている。あとネギも。これがオーソドックスな吉田うどんらしいです。とてもシンプルです。

てかこの写真とったとき一人だったんだけど、勇気出してシャッターおしたら、案の定わりと静かな店内にシャッター音が響き渡ったんだ、けど店員はおろか客の誰も振り返ったりどころか、気にも止めてくれなくて、なんか逆に照れた。店員さんとかは慣れてんのかなぁ?まだブログだわとか思ってさ……そうですよブログに載せるんだよ。って言えばよかったか……

ではまず汁からいってみます。ということで汁をすすると、これがなんとほんのり甘い。味噌と醤油を合わせたものみたいなんだけど、またちょうどいい対比で混ざりあっていて絶妙です。

そしてつぎは箸で麺をつまみ口へ運びました。キマシタ!これですこの歯ごたえです。しかし讃岐うどんのそれとはまたちょっと違います。なんかもっと荒っぽいんだな、讃岐うどんがツルツルシコシコなら、こっちはザラザラシコシコとでも言いましょうか。歯ごたえが凄いの。いい意味で粉っぽいと言いますかな。

で馬肉は思ったより臭みがなく、柔らかくて食べやすい。キャベツもいい感じ。

これで満足なんだけど、卓上にこんなものを発見した。赤い。

JUN-GMCオフィシャルブログ Powered by Ameba

なにこれ?かんずり?(新潟などので用いられる調味料)ちがいますが。この薬味も市内の各店舗で独特なものを用意しており、この店では黒ごまとラー油を混ぜたものらしい。

そしてこの赤いのを小さじに一杯すくって汁に投入。その後汁をすする。

うむ!!味噌の甘みに旨く辛みが絡み合って(韻踏んでる)また世界が変わったような感じ。辛みもいやな辛みじゃなく素直にいける。

おかげで汁を最後までいかせていただきました。合掌。

そんなこんなで身も心もあっためられた。で、帰るときおばちゃんに元気にごちそうさまと言い店をあとにしました。旨いものを食べたあとは自然にごちそうさまと言えるよね。それだけ気分が高揚しているんだね。ハイ。

この吉田のうどんですが市内各所にあるみたいだし、店によって特徴も異なるらしいのでまた挑戦したいですな。皆様も是非お近くにお寄りの際はおためしあれ。富士吉田市は富士Qハイランドがあったり、河口湖の近くなのでタイミングあったら、ね。うまいです。

ではまた。お腹減った。

そうそうローソンで売ってる、おでんの汁で食べる讃岐うどん(120円)もうまいぜよ。