俺のやり方(その1ライム編)
いやぁ帰ってきましたよ(だいぶ前だけど)楽しかったな仙台。遅くなりましたが、お客様、関係者の皆様、東京から来た28人の暇人男たちをあたたかく迎えてくれて誠にありがとうございました。至極恐悦です。
仙台の模様はまたゆっくり書くことにして。
今日はけっこう前から質問がきていた、俺のライム論と言うか考え方、それにイベントの出かたと言うかどうやって人前に立つかとか……そういうの書いてみようと思う。そうとう遅くなってすんません。読んでくれてっかな、まぁ長くなるかもだし、上手くかけるかわからんから適当におつき合いを。
だらだら書きます。
出会いは94年くらいだったかな。巷では徐々にHIPHOPって言葉が浸透してきてた。「だよね~」とか「ボンバヘッ!!」とかいって、ダボダボの服着たりするのが流行りかけてた。当時の俺の認識もその程度で、主要メディアが作り出すイメージに漠然と従っていた。
でも、やはりなかには流行を流行として消化せず、リアルを追求していく人たちがいて、その人たちが掘り下げ見つけたものを、多感な若者たちが食いつき、地下の世界ではホントのHIPHOPを模索する運動が起こってた。
俺の地元でも、鋭い嗅覚をもった目立ちたがりや達がいち早く飛びつき、日に日にB-BOY人口は増えていた。
前にも書いたが、俺の音楽への覚醒は中学の時。94年のこの頃にも、バンドを組んで音楽は続けていたし、好きなミュージシャンの影響でカーティスメイフィールドなんかは聞いていたものの、SOULもHIPHOPもまるで理解してなかった。地元の悪友が好んで聞いてた東とかの所謂ハメてくループがどうにも解らず、あまりのめり込む程ではなかった。後年その良さもわかるようになるが、もっとメロディアスなのがあってもいいと思ってた。
しかし周りの影響や時代の熱もあって、俺の好奇心も確実にHIPHOPなるものに向きつつあった。何もわからずに、タ◯ーレ◯ードでチャートインしてるCDを手当たり次第◯◯きした(反省してます)。その中にはノーティバイネイチャーなどがあったのだが、やはりなんかもの足りなかった。これも後年よさがわかるのだが……
そしてあるとき友人の一人に自分の好みを打ち明け、おすすめを聞いてみた。するとすぐにSNOOP DOGGの1st DOGGY STYLEの名が挙がった。当時はSNOOP DOGGY DOGGと名乗っていたけど。で、またタ◯ーレ◯ードへ行った。今度はちゃんと買いました。
一発で虜になった。はじめての衝撃だった。まず音だけどメロディアスでちゃんと音楽としても満足できた。それとラップが素晴らしく心地よかった。クリーミィーでとろけるような舌触り。同じ響きの言葉を重ねていく。スヌープはとにかくライムがうまい。あとで気づくのだがこれが押韻が作り出すフロウの気持ちよさだったんだろう。
それから西モノばかり聞いていた。ドッグパウンド、ウォーレンG、ドレ、アイスキューブ、2パック、ルーニーズ、MCエイト、ボーンサグ、そしてサイプレスヒル……わかんねー英語のリリックまねして口ずさんだ。友達は相変わらず東が好きなヤツばっか、みんなリュックとか背負ってたもんな。もちろん俺もその後ビギーやナズなんかも聞いたし、97年のウータン来日の際もウキウキで見に行った。今思うとやっぱトライブなんかもかっこいいし、プレミアも最高です。けど未だに当時の西モノにはしびれますし、たまに、いやよく聞いてます。
そして時はすぎ、気がつくとまわりにラッパーやらDJやらグラフティライターが増えていた。でまた、スヌープを教えてくれた悪友の車でギドラに出会った。しだいに日本語ラップに傾倒した。自分の国の言葉でやれることに興奮を覚えた。プロフィールにもあるが、さんぴんキャンプで完全にやられて今に至るわけだけど。当時はリノくん、ライムヘッド、ラッパガリヤ、三善さんなんかをよく聞いてた、基本ライマーが好きなんですわ。
こんな感じでライムの気持ちよさに魅入られた俺は、未だにライムの虜。フロウに関しても、韻を重ねる、つまり押韻により生み出される流れを信じている。だから自分で書くときもいっぱい踏むこと考えてる。そのうえで流れを止めず、文章としても成り立つよう最大限に気を配ってるつもり。
でも一番最初に書いた1曲って、今聞き直すと酷いものだった。まったくライムのメカニズムを理解してなくて一個とかで踏んだ気になってたり、ケツで踏めてなかったり。何を歌いたいかも伝わってこない。
そのうち母音で踏むことやケツで踏むことが解ると、ますますのめり込んでいった。最初はやはり甘い韻ばっかで、しかも意味も通じないようなお粗末なライムしかできなかったけど、それでもばっちりの韻が踏めたときは、謎が解けたときのような又はパズルのピースが埋まったときのような、妙な達成感に酔いしれた。しばらく仕事中も食事中もS◯Xの最中も韻踏むこと考えてたな。もちろん覚えられないからちょっとした紙に書きとめたりして。
何より自分が気持ちよくなるためにひたすら言葉を探した。
つづく。
追伸
そうだっ遅くなりましたが r.a.p 1stアルバム new worlder 発売中です。俺2曲やってます。こちらもよろしくでーす。いやぁはずかしながら今日はじめて聞いたの。自分で言うのもなんだけど悪魔がカッコよくなってた。あっ音がね、いや録ったときより音数も増えてたし。やっぱミックスでがらっと変わるものなのね。アルバムも大人の作品て感じでさすがっす。黒人天才もカッコよくなってる。
仙台の模様はまたゆっくり書くことにして。
今日はけっこう前から質問がきていた、俺のライム論と言うか考え方、それにイベントの出かたと言うかどうやって人前に立つかとか……そういうの書いてみようと思う。そうとう遅くなってすんません。読んでくれてっかな、まぁ長くなるかもだし、上手くかけるかわからんから適当におつき合いを。
だらだら書きます。
出会いは94年くらいだったかな。巷では徐々にHIPHOPって言葉が浸透してきてた。「だよね~」とか「ボンバヘッ!!」とかいって、ダボダボの服着たりするのが流行りかけてた。当時の俺の認識もその程度で、主要メディアが作り出すイメージに漠然と従っていた。
でも、やはりなかには流行を流行として消化せず、リアルを追求していく人たちがいて、その人たちが掘り下げ見つけたものを、多感な若者たちが食いつき、地下の世界ではホントのHIPHOPを模索する運動が起こってた。
俺の地元でも、鋭い嗅覚をもった目立ちたがりや達がいち早く飛びつき、日に日にB-BOY人口は増えていた。
前にも書いたが、俺の音楽への覚醒は中学の時。94年のこの頃にも、バンドを組んで音楽は続けていたし、好きなミュージシャンの影響でカーティスメイフィールドなんかは聞いていたものの、SOULもHIPHOPもまるで理解してなかった。地元の悪友が好んで聞いてた東とかの所謂ハメてくループがどうにも解らず、あまりのめり込む程ではなかった。後年その良さもわかるようになるが、もっとメロディアスなのがあってもいいと思ってた。
しかし周りの影響や時代の熱もあって、俺の好奇心も確実にHIPHOPなるものに向きつつあった。何もわからずに、タ◯ーレ◯ードでチャートインしてるCDを手当たり次第◯◯きした(反省してます)。その中にはノーティバイネイチャーなどがあったのだが、やはりなんかもの足りなかった。これも後年よさがわかるのだが……
そしてあるとき友人の一人に自分の好みを打ち明け、おすすめを聞いてみた。するとすぐにSNOOP DOGGの1st DOGGY STYLEの名が挙がった。当時はSNOOP DOGGY DOGGと名乗っていたけど。で、またタ◯ーレ◯ードへ行った。今度はちゃんと買いました。
一発で虜になった。はじめての衝撃だった。まず音だけどメロディアスでちゃんと音楽としても満足できた。それとラップが素晴らしく心地よかった。クリーミィーでとろけるような舌触り。同じ響きの言葉を重ねていく。スヌープはとにかくライムがうまい。あとで気づくのだがこれが押韻が作り出すフロウの気持ちよさだったんだろう。
それから西モノばかり聞いていた。ドッグパウンド、ウォーレンG、ドレ、アイスキューブ、2パック、ルーニーズ、MCエイト、ボーンサグ、そしてサイプレスヒル……わかんねー英語のリリックまねして口ずさんだ。友達は相変わらず東が好きなヤツばっか、みんなリュックとか背負ってたもんな。もちろん俺もその後ビギーやナズなんかも聞いたし、97年のウータン来日の際もウキウキで見に行った。今思うとやっぱトライブなんかもかっこいいし、プレミアも最高です。けど未だに当時の西モノにはしびれますし、たまに、いやよく聞いてます。
そして時はすぎ、気がつくとまわりにラッパーやらDJやらグラフティライターが増えていた。でまた、スヌープを教えてくれた悪友の車でギドラに出会った。しだいに日本語ラップに傾倒した。自分の国の言葉でやれることに興奮を覚えた。プロフィールにもあるが、さんぴんキャンプで完全にやられて今に至るわけだけど。当時はリノくん、ライムヘッド、ラッパガリヤ、三善さんなんかをよく聞いてた、基本ライマーが好きなんですわ。
こんな感じでライムの気持ちよさに魅入られた俺は、未だにライムの虜。フロウに関しても、韻を重ねる、つまり押韻により生み出される流れを信じている。だから自分で書くときもいっぱい踏むこと考えてる。そのうえで流れを止めず、文章としても成り立つよう最大限に気を配ってるつもり。
でも一番最初に書いた1曲って、今聞き直すと酷いものだった。まったくライムのメカニズムを理解してなくて一個とかで踏んだ気になってたり、ケツで踏めてなかったり。何を歌いたいかも伝わってこない。
そのうち母音で踏むことやケツで踏むことが解ると、ますますのめり込んでいった。最初はやはり甘い韻ばっかで、しかも意味も通じないようなお粗末なライムしかできなかったけど、それでもばっちりの韻が踏めたときは、謎が解けたときのような又はパズルのピースが埋まったときのような、妙な達成感に酔いしれた。しばらく仕事中も食事中もS◯Xの最中も韻踏むこと考えてたな。もちろん覚えられないからちょっとした紙に書きとめたりして。
何より自分が気持ちよくなるためにひたすら言葉を探した。
つづく。
追伸
そうだっ遅くなりましたが r.a.p 1stアルバム new worlder 発売中です。俺2曲やってます。こちらもよろしくでーす。いやぁはずかしながら今日はじめて聞いたの。自分で言うのもなんだけど悪魔がカッコよくなってた。あっ音がね、いや録ったときより音数も増えてたし。やっぱミックスでがらっと変わるものなのね。アルバムも大人の作品て感じでさすがっす。黒人天才もカッコよくなってる。
