「サマータイムマシン・ブルース」のようなタイムマシンを身近な出来事に使用するという雰囲気そのままに、こちらもワンシチュエーション的限られた建物内で時間軸のズレを巻き起こしていきます。
2階の部屋と1階のカフェが、タイムテレビどうし2分の時差つながっていて…という脚本のアイデア勝負の展開がずっと続き、ワンカメのような演出で、舞台劇のような会話劇が2分の時差という出来事を元に広がっていきます。
2分後の未来の自分が、今の自分に語りかけていき、出来事がループしていく、このアイデアでラストまで突き通すので、ココがハマれるかがポイント。
出演がほぼ劇団員のようなので、劇団「ヨーロッパ企画」の舞台劇として楽しむのが正解だと思います。
ちょっと矛盾も感じましたが、最後のオチまでよくできた作品でした。