ドラマ&ドキュメント

「不要不急の銀河」


緊急事態宣言のもとで企画を立ち上げたコロナ渦のドラマ

コロナで生活が窮地に陥るスナックを舞台にした家族のドラマであり、同時に、その密での撮影を模索しながら作り上げていく現場の舞台裏のドキュメンタリー作品。
 
前半は舞台裏が描かれます
 
撮影舞台裏での一コマ
リリーさんの表現が深い…
日本にはコンビニの数よりスナックの方が多いし
コンビニのない街にもスナックはあるんですよ
不要不急ではないんですよ決して 生きるために必要で行ってる人もたくさんいるんです。
そこに行かないと誰と話すこともないとか
そこがなければ自分の命を閉じちゃう人を止めてるものがスナックだったりもしてるんです
あれは必要でこっちは不要だろうって本当に無礼だと思う
 
脚本を踏まえたリリーさんの見解が、このドラマの役柄そのままだし主題にも聞こえてました


そして又吉直樹さんの朗読で本編ドラマがはじまります

自粛の“延長”が叫ばれた5月上旬。スナックを営む家族が岐路に立たされる。
父と母はスナックを続けるかやめるかで揉め、息子は彼女と近づきたい思いにかられ…。コロナ禍に翻弄される家族の行く末は…
 
スナックを営む家族をリリー・フランキーさん、夏帆さん、片桐はいりさんなど、ウチの大好きな役者がキャスティングされていました。安定感ある演技で脚本も活かされ、良いドラマになりました。
 もちろんスナックのようなお店に肯定的だったり、否定的だったり、思うところや感じるところが人それぞれだと思いますが…
ほっこりしたり、しみじみしたり、笑えたり、こういう家族のありふれた会話の一場面を切り取ったような素敵なドラマでした