3.20後楽園大会まで
あと4日
ベルトをかけて後楽園で
試合をする日が来るなんて
正直2ヶ月くらい前の自分には
想像できなかった。
自信なくて、闘志もどこかに消え薄れてた。
でもこの2ヶ月間
『自分を越えてみろよ』って
立ちはだかってくれたのは
宝城カイリ。
そして美闘陽子。
それは試されてるようだった
でも目標ができた。
明確な目標が…
倒したい。ベルト巻きたい。
その気持ちがまた蘇った瞬間だった。
でもここでダメなら
これから一生廃れてくとおもった
だから全てを捨ててでも
何もかも失ってもいいから
倒しにいった1ヶ月だった。
そして、シングルでは負けたけど
松本浩代選手と
タッグ王者になった。
ベルトを巻いたことによって
生まれた様々な想い。
それにはこのベルトを今まで
10組のタッグチームが死ぬ物狂いで巻き
そして守ってきた想い
逆にこのベルトを巻きたくても
巻けなかった
挑戦したたくさんの選手の想いが
全部詰まってるから。
これはきっと巻いた者にしかわからない。
まだわかりきっていないかもしれないが
この重さには
計り知れない何かがある。
トニーストームとの一戦は
挑戦者としての立場もあるけれど、
そんな想いを背負いながら
己を信じ、
トニーストームという壁をぶち破る。
ジャングル叫女