様々なご意見も有るかと思います。
此処で記載する事は、検証ブリードから
得られた実績に基づいての見解になる事を
ご理解の上、ご拝読を宜しくお願い致します
【フクロモモンガ表記】
フクロモモンガに置いて
possible表記やor表記が有ります。
possible(ポッシブル)→若しかしたら
or→どちらか?
当方のブリードでの結果は、どちらでも無く
個体の遺伝子は脈々と100%受け継がれて行きます。
orの表記は、プラチナorリューシに良く使われますが
此もプラチナ個体の遺伝子を考えると無しになります。
フクロモモンガのプラチナ個体は
リューシの遺伝子との複対立遺伝子になり
1つの遺伝子座に3つ以上の遺伝子が対立関係に有る
状態の個体になります。
従って、リューシの因子が無ければ、成立しない個体と
言うことになるので、プラチナ個体=リューシスティックの
因子は必ず持って居なければならない事になります。
ではプラチナになる為のもう1つの因子は?
確りと遺伝はしてますが、掛け合わせで
発動する場合と発動しない場合が有ります。
表記的には、ヘテロプラチナを使う方が
分かり易いと思います。
但し、リューシスティックヘテロプラチナ表記は
間違いです。
※プラチナは表現体より遺伝子が重要になる個体
【ヘテロ個体同士で劣性ホモを】
通常、ヘテロ個体×ヘテロ個体では
※クラシックヘテロ個体同士
2分の1→ヘテロ個体(クラシック表現)
4分の1→優性(顕性)個体(クラシック個体)
4分の1→劣勢(潜性)個体(リューシスティック個体)
上記の個体が記載の確率で、理論上は産まれて来る事に
なるのですが、実際はどうなのか?
略、ヘテロ個体のみが産まれてきます。
フクロモモンガの妊娠と出産数、そして
妊娠が出来る数を加味すると、実際は
ヘテロ個体に片寄るのです。
※此れは単純に、同じ遺伝子を持ち表現体が同じ場合
同じ表現体と同じ遺伝子を持った個体に偏る為
確率とは
4分の1の場合、1回の交尾で4回抽選して
初めて4分の1の個体が出現します。(産まれる)
フクロモモンガの場合、雌は子宮が2つ
雄はペニスが2本なので、双子×2となり
1度に4匹の妊娠と出産が可能と言うことになるのですが
実際は4つ子の事例はごく稀で
良いとこ3つ子が精々(3つ子の事例も少ない)
通常は双子が育ち、脱嚢し成長する訳なので
4分の1の劣勢(潜性)個体が出現は(産まれる)
略無いに等しいと言う結果になります。
いやいや待てよ!
家では、ヘテロ個体×ヘテロ個体で劣勢(潜性)個体が
産まれてる!!
ってお声が聴こえて来ますが、此にも明確な掛け合わせ方
が有るのです。
【持って居る遺伝子の数】
例えば
クラシックヘテロリューシ×クラシックWヘテロ
(リューシ&クリミノ)
上記の掛け合わせの場合
遺伝子の持ってる数の違いにより、遺伝子の結び付き
により法則性が発動し、ヘテロ同士の掛け合わせでも
リューシスティックが産まれて来ます。
※毎回、産まれて来る訳では無いので
産まれて来る中に混じる感じの産まれ方になります。
誤解の無いよう宜しくお願いします。
【フクロモモンガの品種改良】
と言っても、カラー(コート)や
表現を変えると言う意味になります。
先に記載した掛け合わせを応用する事で
ルビーリューシスティックも産ませる事が
可能と言う事になります。
先の掛け合わせで産まれたリューシスティックですが
クリミノの因子は何処へ行ったのか?
何処へも行ってませんし、受け継がなかった訳でも無いです。
確りとクリミノ因子も受け継いでます。
※これをヘテロ表記やpossible表記にするのは
少し違うのかなと思ってます。
強いて言うならば、リューシやクリミノのline又はblood
クラシックヘテロクリミノに片個体を変える事で
同じ様に今度は、クリミノ表現が産まれて来ます。
今度は、クリミノでリューシスティックの因子を
持った個体となる訳です。
此のリューシスティック×クリミノから
ルビーリューシスティックが産まれて来る事に
なる訳です。
こう言った事を応用する事で、更にその先へ進んで行きます。
どの様な個体を目指すか?
その為に必要な遺伝子を持った個体を、どのような掛け合わせで
産みださせるか?
その個体を選別交配する事で、少しずつ先へ進んで
行きます。
以上、ざっくりとお話させて頂きましたが
突っ込んだ所は割愛させて頂き、その辺りは
直接、僕に会って聞いて見て下さい!
恐らく、目をキラキラさせて、お話する事でしょう
まぁ
フクロモモンガの魅力は、やはり慣れて懐く事かな
取り組み方は人其々かと思います。
by 寅造
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