10月7日 日本大学第二中学校・高等学校 塾関係者対象 学校説明会 | ジャングルジムブログ

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埼玉県所沢市にあります中学受験専門塾ジャングルジムのブログとなります。

昨日、東京都杉並区にある日本大学第二中学校・高等学校の説明会に行ってきました。

この学校を訪れるのは今年で3回目です。

 

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(写真はSCHOOL GUIDEBOOK 2020の表紙より)

 

私どもの塾がある新所沢(所沢市緑町)からは西武新宿線(乗り換えなし)で鷺ノ宮駅まで約30分。そこからバスに乗り約10分ほどで学校の正門前に到着します。

 

説明会は高等学校長・新野好通先生のご挨拶から始まりました。

(1)90年の伝統に裏打ちされた人間形成

1927年に開校され、卒業生は42000名以上。校訓は「信頼敬愛」「自主協同」「熱誠努力」。

(2)日大二中・二高の学び

「おおらかで明るい」校風で、「自己肯定力」の強い人材の育成を目指している。

中学校の学習進度は公立中学校と同じで、いわゆる先取り授業は行わない。先取りならず「深堀り」を重視し、振り返り学習を大切にしている。

高校進学では、中入生(約240名)と高入生(約180名)をはじめから混ぜ「多様な価値観との出会い」を大切にする。

高校の男女比率は50:50、文理比率は60:40、日大進学はおよそ30%・他大学進学はおよそ55%です。

 

続いて教頭・入試広報室長の中島正生先生から詳細な説明がありました。

(1)広大な敷地と充実した施設

中学校舎・高校校舎・芸術校舎・理科校舎がそれぞれ独立した建物になっている。武道館・プール・4面のテニスコート。322mの4コースウレタントラックを有した人工芝グラウンド、中校庭など、おおらかにのびのびと過ごせる環境が整っている。

(2)基礎・基本の徹底、底力を養う

ノートチェックや小テストを随時実施し、「ゴーファストならずゴースロー」で進めていき、学習点検・補習講習でフォローアップする。

(3)大学入試制度改革に向けた取り組み

次年度よりタブレットを導入する。英検受検(中1〜高2)・GTEC受検(中3〜高2)・Literas受検(中2〜中3)を全員に課していく。スタディサプリ(学習支援ソフト)の活用など。

(4)大学進学について

A 大学付属でありながら理系選択者が多い。

 

 

高2から文系・理系の2コースに分かれ、高3からさらに国公立文系・理系、文系・理系の4コースになる。

 

B 付属校でありながら、進路選択は多彩

 

 

3割が日大推薦、3割が指定校推薦・公募推薦で他大学、残り4割が一般入試で他大学を目指す。進学準備が15%ほどいるが、ほぼ全てが難関大学・学部を目指して浪人しているとのこと。

(4)どんな子にも居場所のある学校でありたい

中高合わせて41の部活動があり、優秀な成績を収めている部も多い。

(5)入試について

A 日程・募集人員

 

 

第1回・第2回の同時出願者は繰り上げ合格候補者順位作成の際、優遇がある。

 

B 2019年度入試結果

 

 

第1回・第2回ともに男子の方が実倍率が高く、その結果合格最低点に男女差がかなりはっきり出ている。

説明は以上で終了しました。

 

その後、中島先生と直接お話しすることができたので2〜3質問をしました。

(1)高1スタート時点での中入生と高入生の学力差

はじめは高入生の方が明らかに高いが、差はやがてなくなっていく。

(2)中入生と高入生の大学進学

日大推薦、指定校推薦・公募推薦は中入生が多く、一般入試は高入生が多くなっている。

(3)下位層の生徒でも日大に進学できるか

学部を選ばなければ、(ほぼ)全員進学できる。

 

説明会を終えて、この学校がまさに「進学校的付属校」あることがよくわかりました。

資料から大学進学状況について若干の補足をいたします。

(1)日大進学者124名のうち

医学部2・歯学部4・薬学部6・生物資源科学部獣医学科4

(2)指定校推薦+公募推薦(一般入試での合格者は含まず)

早稲田4+0・上智5+4・東京理科5+2・学習院6+0・明治5+1・青山学院4+0・立教3+0・中央8+0・法政8+0

(3)国公立大学(現浪合わせて) 15名(うち医学部2名)

 

日本大学第二中学校・高等学校

 

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