以前セアト・レオンをドライブしていた2009年のモンツァでファイナルラップまでトップを走りながらパンクでリタイア(完走扱い)になった事があったがあれから4年、ついに勝つ時がきた。
「勝利の決め手はスタートだった。
なんとかナッシュとミューラーの前に出る事に成功した。
タルクィーニを抜く隙を伺っていてシケインで僅かにミスした時に抜く事が出来た。
セーフティーカー明けのリスタートの時は神経質になっていたんだけどこのレースに勝ちたかった。
勝てて本当に嬉しい。何とも言えない気分さ」
レース2で自身初優勝を飾ったペペ・オリオラ。
16歳からWTCCに参戦してきて今年で3シーズン目、10代最後の年に初優勝を達成した。
「オープニングラップでモンヘを抜いた事が勝利のキーだった。
でもすぐにミューラーとチルトンが迫って来て残りは彼らと接近戦になった。
幸運にもセーフティーカーが入った事でブレーキとタイヤを労わる事が出来た。
セーフティーカー先導のままレースが終わって欲しかったけど、そうならなくてファイナルラップでレース再開になってからは必死に逃げた。
今日のレースはキャリアの中でベストレースだよ」
予選でポールポジションを獲得しシビックのWTCC初勝利に限りなく近づけたガブリエーレ・タルクィーニ。
しかしニケェールに抜かれて惜しくも2位、レース2はシケインでクラッシュし直後につけていたアレックス・マクドワールを巻き込んでリタイアとなった。
「スタートは上手くいってリードを保っていたがストレートが遅くて追いつかれた。
6周目のシケインで僅かにミスしたところをニケェールに抜かれてしまった。
ファイナルラップでニケェールにプレッシャーをかけたが届かなかった」
レース1で3位、レース2でも4位に入ったのはジェイムズ・ナッシュ。
レース1でニケェールが優勝しポイント差を詰められたが、レース2でもしっかりポイントを稼ぎ開幕戦から安定したパフォーマンスでヨコハマ・インディペンデント・トロフィーのリードをキープしている。
相対的に戦力ダウンが大きいBMW 320TCでは多くを望むには無理があったがそれでも地元の期待はあった。
しかしレース1はスタート直後の2コーナーでフレディ・バースと接触しリアタイヤがバーストしてしまい無念の周回遅れ18位に。
レース2ではファイナルラップの最終コーナーまで10位だったが、9位のダリル・オーヤンに仕掛けたところを逆にチャールズ・カキ・ンに抜かれて11位にポジションを落としてしまった。
幸運に助けられ初のQ2、トップ10クオリファイに進出したフェルナンド・モンヘ。
レース2はリバースグリッドでポールポジションスタートを手に入れ千載一遇のビッグチャンスだったが非常に残念な結果が待っていた。
オープニングラップでロブ・ハフと竸った際に押し出され一気にポジションダウン。
次の周にはシケインでジェイムズ・トンプソンのラーダに追突、トンプソンを道連れにウォールに突っ込みリタイアとなった。
このアクシデントはモンへに非があるとされ次回スロヴァキアリンクの予選5グリッド降格裁定を下された。
「ハフに当てられた時に左フロントサスペンションが壊れていたはずだ。
シケインでブレーキを踏んだ時にいきなりマシーンが左に向いてほとんど減速しないままトンプソンに突っ込んでしまった。それなのにペナルティ受けるなんてね」
開幕戦のモンツァではまさかのチームメイトに撃墜され9番手タイムをマークしながら決勝を走れなかったジェイムズ・トンプソン。
レース1では10位に入り1ポイントを獲得したがレース2では早々にフェルナンド・モンヘに追突されリタイアとなった。
「レース2でリタイアさせられる前にも接触があったんだ。
レース1でもモンへと接触があったし全く不必要なことだった。
追突された時は全然抜けるような距離じゃなかったし意味が分からない。
モータースポーツは遊びじゃない。あのような子供じみたドライビングは周りを危険にさらすだけだ。」
まともに戦う前にリタイアさせられた事に怒りをあらわにしていた。
噂になっていたフォード・フォーカスのWTCC復帰は現実のものとなる。
ローテック・モータースポーツがアリーナ・モータースポーツからマシーンを買取り早ければシーズン中盤、遅くとも後半から参戦する事が決定。
去年ソノマ(アメリカ)でスポット参戦したアメリカ人、ロブ・ホランドと契約。
もう一人のドライバーは近日中に発表される見込みだ。
Text by hiroyuki



