循環器内科医の健康広場 -53ページ目

循環器内科医の健康広場

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病院内のお話。患者さんから患者さんへの菌の伝播感染が時に問題になります。それを媒介する主たるものは医師や看護師など医療従事者です。医師看護師は、一人の患者さんを診察したり看護したりしたら、必ず手洗いをして清潔にしてから、次の患者さんへの対応を開始します。
さて、このように医療従事者にとっての手洗いの重要性は確たるものになっていますが、それでは医者がよく使っている聴診器。これは、1人の患者さんに使用した後、清潔にしなくてもよいのでしょうか?

1人の患者さんを診察した後に、手や聴診器にどれほどの菌が付くのかを調べた研究があります。

 

Contamination of Stethoscopes and Physicians’ Hands After a Physical Examination

Mayo Clin Proc. n March 2014;89(3):291-299
結論としては、手では、手のひらや手背よりも指先に一番菌が付きやすく、そして聴診器は指先ほどではないけれど、手のひらや手背と同等か、それ以上菌が付いている、という結果でした。

この論文には、殆どの医療従事者は聴診器を清潔にしていない、と記載されています。確かに。。。身にしみます。

1人の患者を診察をした後、手洗いに加え、聴診器を清潔にする操作も望まれるとしています。

でも、どのような清潔にすればよいかの方法は分かりません(苦笑)。

 

医師や看護師の方は、

是非、診察後、聴診器もせめてアルコール綿で拭きましょう。
患者として、医師に診察される際には、

その医者に一言、「その聴診器、清潔ですか?」と尋ねてみましょう。

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鍼治療は、慢性疼痛のコントロールにおいては治療選択枝の1つと世界的に考えられていますが、まだその効果は万人に認められたものになっているとは言いがたいのが現状です。日本においてはあくまでも西洋医学の代替治療。

最大の理由は、有効性の機序が不明であるという点です。また質の高い臨床試験が少なく、確定的な有効性が証明できていない ことも理由の1つでしょう。後者の点に関し、最近のアメリカの医学雑誌に、慢性疼痛(頭痛、非特異的な筋骨格系疼痛、骨関節炎、肩痛)に対する鍼治療の臨床研究を複数統合して解析した(メタアナリシス)結果が出ています(JAMA March 5, 2014 Volume 311, Number 9)。
結論としては、非鍼治療や偽鍼(プラセボ)に比し僅かながら有効であるという結果でした。まだまだ議論の余地はありますが、有効か否か?の問いに対しては「有効」と言ってもよいようです。まーったく信じていない人も少なくないですからね。

【まとめ】

慢性疼痛に対し鍼治療は有効。