こんにちは。布施淳です。
健康日本21によると、「節度ある適度な飲酒」とは1日平均純アルコールで約20gほどです。
純アルコール約20gとは、ビール500ml、日本酒180ml(1合)、ウイスキー60ml、焼酎(25度)100ml、ワイン200mlくらいが目安です。
飲酒量(g)=飲酒量(ml) x 酒の度数 x 0.8
「多量飲酒」とは、1日に平均純アルコールで約60gを越えて飲酒する人を指します。ビール3本。日本酒3合。。。。自分としては、このくらいあっという間です苦笑。以前よりは、だいぶ減りましたが。
飲酒が習慣化すると、いつしか有害な問題を引き起こす飲酒(hazardous drinking)となり、そして精神や身体に 悪影響を及ぼす飲酒(harmful drinking)に移行し、ついには「アルコール依存症」に至るのです。
アルコール依存症とは、自分の意思では飲酒をコントロールできなくなる病気です。この病態の理解が、全く認知されていません。
飲みすぎを注意されたり、非難されたりする人の中にはこのアルコール依存症が多々含まれていると思われます。飲酒してしまう人を責めても仕方ないし、改善しないのです。なぜなら、「病気」だからです。
飲酒運転も、多々アルコール依存症の影響があるものと思われます。飲酒運転した人を責めても仕方ないし、改善しないのです。なぜなら、「病気」だからです。
2003年の樋口らの調査では、日本の多量飲酒数は約860万人、アルコール依存症数は約80万人と推計されています。
アルコール依存症は、上記のような社会的な問題を引き起こし、信頼を失います。さらに身体的問題を生じることも、大きな問題です。肝疾患、脳卒中、癌、などの原因になりえます。また、アルコール依存症の影響での自殺が年間7000人ほどいると推計されます。
アルコール依存症の平均寿命は52歳であり、アルコール依存症で入院治療し、退院したものの年平均4-5%死亡し、10年後の生存率は50%ほど、というデータもあります。
そんなアルコール依存症の恐ろしさを、この本は優しく、明確に、リアルに、伝えてくれています。
西原理恵子月乃光司のおサケについてのまじめな話 アルコール依存症という病気
著者の西原理恵子さんと、月乃光司さんの苦労が伝わって来るとともに、アルコールの恐ろしさに気づかせてくれます。
自分の日常でも、気軽に飲み会を頻繁に企画したり、飲みに誘ったり、場合によっては、飲酒を強要したりする場面があったりします(僕自身は他人に飲酒を強要することは決してありませんが)。
アルコールの恐ろしさを十分認識すれば、気軽に飲酒を促すような言動はできなくなります。
テレビCMでは、いかにも美味しそうなビールの映像がガンガン流れます。ついつい飲みたくなります。日本の環境も恐ろしいです。
この本のこの言葉を、世の中に広く周知させることが大変重要かと思います。
「お酒は嗜好品であるとともに薬物でもある。」


