「福山君の戦闘力はぁ…







戦闘力は!?












800!!








え?












微ぃ妙ぉお!!!





ちょっと待ってよ!何その微妙な数値は!?

ハンサムの2万8千は凄いし盛り上がったし

帝王の56だって意外すぎて逆にオイシイからムシロ流石帝王!って感じじゃない!?

なのに俺は800??

何それ!

笑いとしても強さとしても超微妙じゃん!むしろヒクわ!


兆速のスピードで思考が駆け巡る中

やはり会場は





ふぅ~ん





的な雰囲気になってしまっている!!

あかん!




あかんでぇ!!





一応僕は今んとこは売れっ子って事になってるんやから

これはあかんで!!

せめて






めて一笑!!



駄目だ!

どんなに考えを巡らせても何も思いつかない!

だってもう戦闘力は確定してしまったんだものぉ!!




そんなこんなで

かなりの落胆というか落ち込みと言うか

平たく言えば凹んでいたんだけれども

現場は女子の方にも戦闘力の計測が進んでいた




いろんな人が計測されていく…

今計測された女子は戦闘力14だった

みんなのテンションが上がる

「弱え!」だの「女子でこれなら帝王も凄い」とか

なんか皆楽しそう



でも




僕は





微妙な戦闘力800





盛り上がる事もなんか虚しい戦闘力800だよ





どうせ僕なんて運だけでここまでこれただけの所詮は咬ませ犬だよ









思考がウザいほどにネガティブになりかけた時





帝王が言った



「でもコレ何を基準に測定してんだろうね?

やっぱ眼鏡掛けてるとか掛けてないとかに左右されるのかな?」





そう




今日この時

帝王は眼鏡を掛けていた

前髪も下して顔自体はあまり見えてなかったと言っていいかもしれない




「そうですね、じゃ、眼鏡はずしてもう一回計測してみましょうか」





帝王が眼鏡をとる



帝王が前髪を書き上げる



帝王が前を向く



帝王が



帝王が何故か大きく見えた





カシャッ





「なっ!?




帝王の素顔の戦闘力…







80000!!!!!





ま!









まさかの

界○拳10倍発動!!!!!






すげえ!!

やっぱり帝王だ!我らの帝王だ!!

まさか真の戦闘力を眼鏡で隠していたとは!!

やっぱり帝王は下級戦士なんかじゃなかった!



帝王は



超戦士だ!!





圧倒的な力をまざまざと見せつけられた下々の者たちは

ただただ帝王の帰還と凱旋に頭を垂れるのみであった










ただ一人を除いては










そう









その一人とは









こォのォ俺だぁあ!!!!



覚えているか

この時の俺を



忘れてないか

大事なことを



見くびっていないか



この俺を!!




さあ皆ぁ

思い出すがいい!




今日の俺は

どんな格好だったかを!




そう




ガネメだ!!(眼鏡ね)



福山潤オフィシャルブログ 気になるアイツはポンチョ~ヌ Powered by Ameba-090626_1826~01.JPG

ほらこの通り!




しかもダサ眼鏡!




そして帝王はどうなった!?





そう





戦闘力が低下していたのだ!!






ならば!!





フハハハハハハ!!!






やはり私は唯のラッキーボーイではなかった!!






さぁ!





真の力を解放した俺を見定めるがいい!

そしてその眼でしかと見届けよ





歴史という名の瞬間を!!






んふふふふ





ふはははは







ぶはははははは!!





カシャン





「えぇ~

福山君の眼鏡を取った戦闘力は…






んん!








戦闘力はぁ!?



















測定不能でした(笑)」







それがどちらの意味なのかはどうでもいい









誰か

このネタまみれの人生を



測定してください