これで小さいモノでも案内しようモノならば
即座に

あ、やっぱりそうですよねぇ
中々甚だ遺憾ともし難く些か全くもって
好みのサイズがないんですよぉ
ごめんくださいばば~


と店を出てやる腹積もりであったのだが


『ならこちらのバッグなら大振りですし何よりお洒落で可愛いですよ!』

なんですとぉおお!!

まさか、大きめウエストバッグがこちらのブランドに用意されているというのかっ

善いものならば願ってもない

いやいや!
今日はウインドウショピ~ンだ
無駄に買う必要などないはずなのにぃ

見ると確かに可愛い!!

しかも台本とかもしっかり入るぅ!!


色も豊富ぅ!!


けど高いいぃぃぃ!!



い、いかんっこのまま奴ハウスマヌカン(知ってる?)のペースに事を進めては駄目だっ絡めとられてしまふぅ!


と落ち着こうと一息つこうとした矢先…




『試着しては如何ですか?』



……チェックメイト



試着…
それは某にとっては特別な意味を持つ
試着をした以上特別な不利益がない限り
某は購入してしまうという魔法の言葉
それが『試着』なのだっ!



完結編へ続く