久しぶりに映画館に足を運びました。
見てきたのは、映画「Perfect Days」。
折しも、昨日、日本アカデミー賞で
最優秀監督賞をヴィム・ヴェンダース監督が、
最優秀主演男優賞を
役所広司さんが取られた作品です。
そして、今日、アメリカでの
アカデミー賞の国際長編映画賞に
ノミネート作品として出ます。
東京・渋谷でのトイレ清掃を仕事にしている
一人の男の日常を描いた作品。
毎日淡々とルーティーンで
過ごしているようだけれど、
小さな幸せをいくつか持っています。
そこにちょっとした「変化」が
訪れて、戸惑ったり、
思わぬ喜びになったり、
基本的には不愛想で寡黙な人だけれど、
思い出して涙が出たり
微笑んだり、
役所さんの表情が語り掛けます。
登場人物との絡みもあっさりしていて
全体的に静かな映画。
最小限に抑えた日常の幸せを
考えさせられる映画でした。